ようこそ、ひでチェロブログへ!!
現在長崎への転勤で休止していますが、
アマチュアオーケストラでの
チェロトップ(首席奏者)についてです。
私がいたオーケストラでは、
チェロトップは音楽だけでなく、
メンバーを集めたり、
事務連絡をしたり、
譜面をコピーして郵送したりと、
飲み会幹事的なお仕事も兼務します。
音楽では、
弓順(どこで上げ弓、下げ弓にするか)を決めたり、
出だしで合図を出しながら、
見本になる演奏をして、
ソロパートを弾いたりします。
チェロトップは、
8~12人くらいで構成される
チェロパートの音を作り上げる、
トータルコーディネーター的存在です。
結構大変な事もあります。
PDFを共有ホルダに置くとかできなかった頃は、
大量のコピーを取って、
郵便局に持って行ってみんなに郵送するとか、
半日仕事で結構大変でした。
また、
なかなか人が集まらずに、
知り合いの知り合いを通じたりして
いろんな人を勧誘したりして、
人を集めるのも大変です。
音楽面では、
オケの初回練習にはほとんど弾けて当たり前
の世界なので、
前日の練習が半徹夜になったりとか、
出張や仕事の合間にスコア(総譜)を読んだりとか、
他のパートに厳しい人が一人はいて、
矢面立ってクレーム対応したりとか。
いろいろ、苦労する面もあります。
しかし、多少軋轢等もありつつ、
演奏会で皆を巻き込んで、
ちゃんと表現が完結したとき、
安堵感と共に、やっぱり幸せだなあ
と感じるんですよね。
結局、いくら個人で音楽と向き合っても、
山に籠った仙人状態で、
傷つくリスクはないものの、
幸せもあまり感じられないんでしょうね。
多くの人とかかわって、
多くの音楽を吸収して、
自分でたくさん動き回って、
「幅が広くてオープンな愛」に基づいて作る音楽が
楽しいんですよね。
俺様的態度のトップとかもいますが、
皆からエネルギーを吸い取って自分の小さい自我の満足だけで、
喜びが小さいんじゃないかと思います。
皆が喜んでくれて、
自分もうれしい方が、幸せ感が大きいですよね。
「幅が広くてオープンな愛」
に基づいて表現できるオーケストラ。
やめられないし体力が続く限り続けたいです。
関東に戻れたら、チェロトップを再開
できるといいなと思います。
それでは。
