ようこそ、ひでちぇろブログへ!!!

 

 

何故この題名になったかですが、

現状の音楽心理学は、

幅が非常に限定されているじゃないか?

ということです。

 

〇〇心理学なるものはたくさんありますが、

単なる「心理学」は

数値化でき、表から観察できるもの、

科学的なものを対象としています。

 

なので、

音楽の「心理学」でんある音楽心理学も、

同じく表から観察できるものが対象です。

 

要するに、人間を動物と見なして、

実験室で音楽を聞かせて反応を見る感じです。

 

私も最初は、

「心理学」っていうくらいだから

人生の真理が分かるんじゃないかと思っていましたが、

実際に「心理学」の本を見て幻滅したのを覚えてます。

 

同じく、音楽「心理学」も、

科学的で学会で発表できる学問の側からみて、

音楽について分かることだけに限定されています。

 

音楽の真理というものがあるなら、

ずいぶん中心から大きく離れたところにあると思います。

 

「心理学」と音楽ってそれほど相性は良くないかもしれません。

 

同じ心理学でも、

ユングの「分析心理学」は相性がよさそうです。

 

集合的無意識で目に見えない人類の繋りについてしたり、

個性化で人の心の成長を神話に例えてストーリーでとらえたりと、

非常に親和性が高いです。

 

哲学の分野では、

丸山真男が中野雄と対談した本がありますが、

「音楽を真剣に聴くとは一体どうゆうことか?」

みたいな命題について語られていたりして、

これも真実に迫ろうとしている感じです。

 

私の中では、

音楽について最も深く、鋭く切り込んで、

かつ実践もしたのが、

ほぼ100年前に生きたルドルフ・シュタイナーです。

 

音楽の真理について、

学問としても精神世界的な面から見ても、

他にここまでの物はなく、光を放っています。

 

私も、

今後一生かけて

演奏の技術、表現の技術と共に、

音楽の真理について探求していきたいと考えています。

 

それでは。

 

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