ようこそ、ひでちぇろブログへ!!!

 

「ブランド」について、

どう思われますか?

 

実用性が無くて高いとか、

見栄を張っているだけとか、

というネガティブなイメージをお持ちの方も、

いらっしゃるかと思います。

 

私が感じる「ブランド」とは、

ストーリーとか、

歴史とか、

そういうストーリー性に価値を持たせたもの

だと思います。

 

そして、

そのストーリー性で人を幸福にしたり、

満足させるのが、

「ブランド」だと思われます。

 

私自身の「ブランド」との

つきあいでいうと、

一番大きいのが車です。

 

車は現在、

ミニクーパーに乗っています。

 

小さい実用車ながら

開発当初には、

他のスポーツカーを抑えて

ラリーで優勝したりした、

小さくてしかも走行性能を兼ね備えた車でした。

 

その後ロングセラーとなり、

BMW傘下となった後も、

愛嬌のある普遍的デザインは

そのままに

さらに現代でも通用する車となって、

今では輸入中古車人気No.1です。

 

乗って見ると、運転感覚がクイックで

ゴーカートのような操作性で、

ゴーカートフィーリングと言われています。

 

エンジン音も加速で回転数が上がるときに、

いい感じで「フオーン」と音がして、

いかにもエンジンという音が心地よいです。

 

実際7年乗りましたが、

飽きがきません。

 

また、ミニクーパーすれ違うと

同じミニのコミュニティの人とだなと感じて

親近感が湧きます。

 

という感じで、

そのストーリー性で幸せを感じさせてくれるのが

「ブランド」だと思います。

 

クラシック音楽の場合はどうでしょうか?

例えばオーケストラの場合、

 

作曲者のブランド

指揮者のブランド

オーケストラのブランド

ホールのブランドと、

 

指揮者個人以外は長年の伝統を含めた

ブランドをもつものばかりで、

これらの複合で、

トータルのブランド(ゲシュタルト)が形成されているものと思います。

 

そしてそのブランドに集まる人たちで

コミュニティが形成されています。

 

確かにブランドはすごいんですが、

将来性というか、

このままいくと少しずつ衰退していくのでは?

との危惧もあります。

 

たとえば現代音楽。

たしかにすごいです。

トゥーランガリラ交響曲とか弾きましたが、

理解してくれる人の数が少ないというか、

すごくマニアックです。

 

元々クラシックが好きな人のなかでも、

熟練のリスナーにしか理解されないと思われます。

 

クラシック音楽の

ブランドの価値をどうやって皆さんに届けるか?

 

アマチュアとしても真剣に考えたい課題です。

 

対して、

分かりやすさで言えば、

ロック、ポップス系の音楽でしょうか。

 

歌があって、バンドがいて、

文字の歌詞があって、

4分の4拍子でほとんど4小節フレーズのもの。

 

分かりやすさでは絶対かないませんね。

 

しかし、

分かりやすさではない部分、

 

心の表面の自我だけでなく、

魂に直接語り掛ける力の強い、

(もちろんポップスも魂に届くと思いますが)

強度よりも深度がある音楽である、

クラシックの役割はまだまだこれからも大きいと思います。

 

少し話が逸れましたが、

 

クラシックというブランドを

世の中で、

世界の中で、

もっと育てて行きたいというモチベーションを

アマチュアながら持ち続けたいと思います。

 

そして、今まだ経験していない人に

クラシックのすごさ、深さを分かってもらいたいです。

 

そういうモチベーションも含めて、

アマチュアとしてこれからも演奏活動を続けたいと思います。

 

それでは。

 

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