こんにちは、ひでちぇろです。


神智学と教育学で有名な、
ルドルフ・シュタイナーは、

「音楽の音体験と人間の音体験」
という、音楽に関する本を著しています。

精神世界の観点から
音楽について考察した本は
なかなか見かけないので、
貴重だと思い購入しました。

今半分くらいまで読みましたが、
挫折の可能性もあるので、
この段階で内容について書いてみます。

まず、シュタイナーは
この本を出す前に
神智学における人間の構造として、
物理的身体から生命体、感受体、
魂そして霊性の領域までを階層構造に分けて説明しています。

そして、この本の中では、
音楽は物理的現象ではないこと。

空気が振動して、
耳で受け取った後に、
音楽となるということ。
受け取った情報が音楽である
としています。

テレビの電波そのものは
音でも映像でもないのと
同じことでしょう。

そして音楽は、
頭での思考を介さずに、
霊性的な部分にまで直接情報が伝わる
伝達手段であると言っています。

そして、和音についても
独特な説明がされています。

古代アトランティス時代には、
7度が重要な和音だったとのこと。

その後、
ギリシャローマ時代では
5度の和音によって、
個人越えて神を感じることができた。

そのあとから現代までが3度の時代で、
個人の内面と和音が対応しており、
この段階で長調と短調に分かれます。

という感じで、

人間の精神の変化、発達に合わせて、
重要な和音が変化します。

この様な領域は、
物理的な証明は困難ですが、

人間の精神の階層構造や
精神の発展と音楽を
対比している考えであり
貴重だと感じています。

読み終わったら、
自分の実体験と対比しながら
書きたいと思います。

それでは。