こんにちは、ひでちぇろです。
アマチュアオーケストラで
チェロ弾く立場で、
演奏することでどんなふうに癒されるか
について書いていきます。
まず、音を出すことで癒されます。
自分を音という形で表現することで
表現したい欲求が満たされてまずは
癒されます。
次に、音楽のストーリー。
歌詞のあるものは分かりやすいですが、
言語の助けが無くても
当然ストーリーは有ります。
例えば、ベートーベンの交響曲第5番「運命」
最初に試練、
その後一度癒し、
しかし暗闇と戦い、
そして最後は巨大な歓喜。
という、抽象的ながら普遍的な、
ストーリーがあります。
このストーリーに共感した時に癒されます。
作曲者との共感でも癒されます。
作曲家がその曲に込めた、
音楽のストーリーが理解でき、
作曲者の気持ちに強く共感できた時に、
癒されます。
共演者との共感についてです。
これまで練習や運営を一緒にやってきた仲間と
音楽の流れを同時に感じ、作ることで
癒されます。
特に本番の舞台上で、
お客さんの前で、
失敗が許されない、厳しい一回性の中で、
お互いが同時に同じ音楽を感じられることで、
癒されます。
聴き手との共感。
東京が本拠の
自分のホームオケでは、
演奏者80~90人に対して、
お客さんが1000人ちょっと。
この大人数のお客さんと一体感を感じられると、
スケール感ある感動が得られるし、
もちろん強く癒されます。
一部の曲では、
大いなるものとのつながりを感じられます。
私の場合は、
マーラーの交響曲での緩徐楽章
3番6楽章、4番3楽章、5番4楽章等
や、ブルックナーの交響曲等
で特に感じます。
主にドイツ系ですね。
人はみんな大きい愛に包まれているんだ
と感じますし、
宗教的な愛をリアルに感じられます。
私にとっては、
現時点でも最も深い癒しです。
これからも、さらに深い癒しを、
音楽を通して追求していきたいと思います。
では。
