こんにちは、ひでちぇろです。
今日は、チェロの魅力についてです。
楽器で音を出す喜びは
どの楽器もあると思いますが、
私が弾くことを選んだ楽器である、
チェロの魅力について紹介します。
まず音域について。
チェロの音域は人の声の領域とちょうど同じ高さです。
男女混声の4声合唱に置き換えると、
下はバスの最低音から上はソプラノまで、
ほぼ人の声の領域をすべてカバーしています。
鍵盤楽器を除いた、
単音楽器でこの条件を満たしているのは、
おそらくチェロだけではないかと思います。
この特性により、
ベルリンフィルの12人のチェリストや、
N響チェロメンバー4人のラ・クァルティーナみたいな、
チェロだけの団体が成立しています。
同じ楽器同士なので、親密度や共感性がすごく高く、
チェロだけの高度なアンサンブル表現が可能です。
音色と音量の幅について。
これは、バイオリン属の他の弦楽器言えますが、
弓のスピード、弾く位置、圧力をコントロールすることで、
音、音量を自在に変化させることができます。
打楽器、管楽器、鍵盤楽器に、
絶対的な音量では負けるものの、
音そのものの表現の幅が広い
という特性があります。
音そのものの表現の幅を追求するだけでも、
ものすごく奥深いし、
本当にいろんな表現ができます。
音程、ビブラートについて。
まずは、他の弦楽器同様、
ビブラートが自在にかけられること。
ビブラートは奏者ごとや文化、国ごとに
個性があって、
ビブラートにすごく奏者の個性が現れて、
面白いところです。
また、これも他の弦楽器同様ですが、
音程が自在に変化させられます。
どういうことかというと、
音程(音律)には、
純正律
ピタゴラス音律
平均律
などの種類が有り
少しずつ音程が異なります。
そして和音重視、メロディ重視や
半音階が得意などの特性があるので、
場面によって使い分けます。
チェロ等の弦楽器は、
音程の高低が解放弦の4つの音以外、
すべて自由に決められるので、
演奏上の自由度が非常に高いです。
反応性について。
チェロはバイオリンやビオラ等の
高音楽器に比べて、
少々反応性が鈍いです。
一方、一度音が鳴ると、
特に低い弦では、
ブーン、、、
と響き続けています。
この反応性が高すぎず、
響きつづける感じに、
すごく癒されます。
チェロの役割ついて。
オーケストラで弾いていると、
チェロをやっていて、
本当に良かったと思います。
なぜなら、いろんな役割を体験できるからです。
まずは、全体を下から支える役目。
コントラバス、ファゴット、チューバなどと共に、
オーケストラを低い音で下から支えます。
この中で、
低音楽器の中でも、
特にチェロは機動性が高いので、
リーダー的な立場になることも多いです。
次に、
美しいメロディーを奏でる役目です。
バイオリンの様な華やかな個性とは違った、
優美なメロディーを奏でることが
多いです。
また、スケールの大きい、
ホルンのメロディーと一緒になることもあります。
こういうメロディーを弾けると、
演奏者冥利に尽きます。
生きていてよかったなと感じます
こういう役割を超越して、
コンチェルトの独奏になることもあります。
ハイドンとか、ドボルザークみたいな、
協奏曲の独奏ですね。
大学のOBオーケストラで、
演奏時間10分くらいの、
ブルッフ作曲「コルニドライ」という曲の
チェロ独奏を弾いたことがありますが、
それだけでも、
人生をかけるくらいエネルギーを注がないと
弾けませんでした。
本格的な協奏曲は、
人生で一度は弾いてみたいあこがれですね。
これができるのも、
チェロの大きな魅力だと思います。
偉大な作曲家達のソナタや協奏曲等、
弦ではバイオリンの次チェロのものが多いのも、
恵まれていると思います。
最後に、
これは楽器の特性ではありませんが、
偉大な演奏家たちの存在です。
カザルスに始まり、
ロストロポーヴィチ、
ヨーヨーマ、ビルスマ等、
神様の様な人たちが
名前を連ねています。
チェロは演奏する器として
本当にキャパシティが大きいん
じゃないかと思います。
自分にとっては
高校1年の部活で出会い
以降一緒ずっと一緒にいるパートナーです。
本当は客観的に説明するのは
無理なのかもと思いつつ、
あえて言葉にしてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは。
