こんにちは、ひでちぇろです。
「共感」のつづきです。
コントラバスの首席に意識をフォーカスしたら、
首席奏者の感覚が自分に伝わって来たわけです。
しかも、ただ感覚が有っただけでなく、
その演奏会の練習段階から本番まで、
類似の箇所で何度も同じことが出来てしまいした。
つまり、ピッチカートのタイミングを
ぴったり合わせることが、
偶然ではなく、再現性を持って可能
だったということです。
ピッチカートは音が瞬時に減衰するので、
演奏する側からすると
0.1秒ずれても相当ずれた感じがしますので、
おそらく1/100秒の範囲で合っていたと思われます。
後でコントラバスの首席に確認しましたが、
チェロのことは全く眼中になかった様なので、
やはりこれは「偶然」ではなく、「共感」だなと
思われました。
「共感」を発見した瞬間でした!
その後、この感覚をまずは引き続き
音楽の演奏で
使ってみる様になりました。
この「共感」、メカニズムが解らないので、
どこまで正確かは判りませんが、
音楽でリズムやニュアンスが合わない時に、
ワラをもすがる思いになるので、
とにかくもっと使ってみようと思った訳です。
そして使ってみた訳ですが、
例えばフルート奏者の吹くきれいなフレーズ
があったとして、
そのフルート奏者の視点をイメージすると、
いつフレーズを始めたいかとか、
フレーズの頂点はここでとか、
が、音だけでなく、体感的に「共感」できる様になり、
音を合わせてあげるのが、
昔よりすごく楽になりました。
半分、自分の演奏に自分で合わせる感覚です。
ちなみに、相手が人間関係的に元々共感できる個人だと、
「共感」しやすいんですが、
そうでない一部の人に対しては、
「共感」しずらいというのはちょっとあります。
また、バイオリンパート全体の集合的意思とか、
指揮者を含めたオーケストラ全体とか、
演奏会での千人規模のお客さん、演奏者の全体とか、
人数が多くなると、
ディテールはぼやけますが、
何らかの全体の意思の塊とか束のようなものが、
感じられる、つまり「共感」できる様に
なって来ました。
今日はここまでです。
それではまた明日。
