こんにちは、ひでちぇろです。
今日は和声的音律(純正律)です。
これが演奏上は一番難しいです。
純正律は皆さんご存知でしょうか?
これは、
主要な三和音である、
・ド、ミ、ソ(名称:トニック)
・ファ、ラ、ド(名称:サブドミナント)
・ソ、シ、レ(名称:ドミナント)
が最もきれいに響く様に構成された音律です。
これらはすべて長三和音を、
周波数の比率が、4:5:6となるようにしたものが、
純正律です。
ピタゴラス音律では、この和音は汚くなりますし、
平均律はこれに多少近いものの、
ぴったりではないので、「純正」ではありません。
ハ長調(C Dur)での純正律での、
平均律との音程の違いを以下に書いていみます。
(数字の単位は半音を100としてセントです)
C 0
D +4
E -14
F -2
G +2
A -16
H -12
C 0
という感じです。
和音の真ん中の音にあたる、
ミ、ラ、シが低いのが特徴です。
また、平均律と同じ音をCとしましたが、
オーケストラではAの音でチューニングするので、
Aが0となり、他はすべて+16する必要があります。
この音律で弾く難しさは、
全音に大全音と小全音、
半音に小半音と大半音があり、
音階の音の広さが不均一なことです。
また、同じCの音であっても、
調が変わるごとに音の高さが異なります。
開放弦の音程が正解ということも少ないです。
ですので、弦楽器で実際に弾くときには、
各調で、ミ、ラ、シを低めにする
くらいでしか対応できないと思います。
ただ、理屈を知っていると、
音程を合わせる時に対応しやすいですし、
逆にある調の時にどの音がミ、ラ、シか、
あらかじめ把握しておくことが大切かと思います。
和音がきれいに響く純正律ですが、
アマチュア音楽家のなかでは、
純正律信仰みないな感じの人もいます。
しかし、それぞれの音律には、
得意不得意があるので、
どれがいいというのではなく、
選択の問題だと思います。
また、弦楽器は旋律重視のピタゴラス音律で
弾きやすい様にできているので、
それをデフォルトにして、
和音の時は音程を変えて周りに合わせるというのが、
自然ではないかと思います。
また、そこでどのような音程を選択するのかが、
演奏者の個性かなと思います。
初級者のかたは、
まずは、ピタゴラス音階から入るのが
よいのではないかと思います。
それでは。