こんにちは、ひでちぇろです。
今日は、表現の構造について書きます。
そもそも、音楽っていうものは、
どこに存在しているのでしょうか?
ただ、音を出したらそれが音楽ではないですよね。
世界の現象は、
物理空間(時間、空間、物質、物理法則の制約を受ける世界)と、
情報空間(時間、空間、物質に制約を受けない心の世界)に、
分けて考えることができると思います。
この場合、音楽は物理空間に音を発生させて、
情報空間にリアリティのある世界を構築するものだと言えます。
まずは、物理空間にリズム、音程、音色を発信し、
これがフレーズ、ハーモニーとなり、
ストーリーを形成して、
情報空間に音楽というメッセージが形成されます。
このメッセージを自分と受け取り手で共有することが、
音楽の発信の意味、目的であると言えます。
このメッセージの共有により、
共感が生まれて、
感動、癒し、興奮などの結果が得られるわけです。
20年程前に聴きに行った、
カザルスホールでのチェロマスタークラスで
ロストロポーヴィチが、
「演奏によって、自分と聞き手の間に心の架け橋ができ、
感動が伝わるんだ」
という主旨のことをおっしゃっていました。
まさに、音楽によって情報空間で感動を共有するんだよなと、
思いました。
音楽の演奏というのは、
自分という唯一無二フィルターを通して
アウトプットしていく、
そして、その素材となる音を少しずつ成長させていくのが、
チェロの上達ということなのかなと思います。
それでは。