私が受け持つバレエアーツ中野坂上校の日曜クラスの受講人数が飽和状態になってしまいました。 この先の体験予約も続々申し込み頂いていて受講人数はまだまだ増えそうな気配なので5月よりクラスの増設が決定しました
片方のクラスに人数が集中しない様にレベルに合ったクラスを選択しての受講をお願いします
11:00〜12:30 初めての〜第一課程
12:30〜13:15 トゥ
14:00〜15:30 第二課程
15:30〜16:15 トゥ
大勢の方に受講して頂いている私のクラスですが、何故皆さんからそれ程の支持を得られているのか、受講者さん達からの感想などから自分なりに考察してみました
思いつくまま上げてみますが、
①先ずは基準となる位置を決めて上げる
これは体の向き、中心軸、腕の向きや高さ等の基準となる位置を決めて上げる事により、「もう少し手が上」と云う注意等が基準点を元にして修正が出来る様になり、注意が短くても意図が正確に伝わり易くなります。
また指導者が変わっても直ぐにその指導者のやり方に馴染む事が出来るようになるので、複数の指導者に師事している生徒さんが混乱しない為にも必要になります
②基本となる動きを教える
動き方にも色々なパターンがあって、時と場合により使い分けなければなりません。
例えば、バットマンフォンデュは、3パターンの動き方がありますが、一番基本となる両脚同時のプリエ、タンデュを身に付けてから、その他のやり方も練習すると云う順番で教えています。 時々、他所で長年レッスンしていた受講者さんから「こう云う風に習ったのですが間違いなのでしょうか?」と質問される事があるのですが、大抵の場合は、基礎からの派生形を教えられているので「それは合っています。基礎の派生形で舞台ではよく使われる形になります。」と答えさせて頂いてます
しかし、最初に派生形を教えるのは、癖が付きやすくなり、その他のやり方を身に付け難くなるので、大人であっても、やはり基本形を確りと教えて上げる事が将来的な伸びを約束してくれます
③音の取り方を明確に教える
一つ一つのパには固有のリズムがあって、それぞれ音の取り方が異なっています。 音楽の取り方が複数ある場合もありますが、やはり基礎となる取り方があり、音取りが合っていれば出来なかったパも出来る様になります これとは逆に音を厳密に守らなければ出来ていた事も出来なくなります
④腕と脚の動きの関連性を教える
ここにこだわる指導者があまり多くないので、腕と脚の動きの関連性について教えると殆どの方が「初めて聞いた事ばかりだし、そこを注意する先生に初めて会った」と言われます。
が、しかし腕と脚の動きは密接に関連していて切り離して教える事は不可能なのです。 センターレッスンでのクオリティは、この腕と脚の動きが正しく連動していれば、著しく高まります
⑤出来ない事も勉強だと云うスタンス
私のレッスンでは「上手く出来ない」や「失敗した」と云う事に対して前向きに捉えて貰っています。 それは難しい事に挑戦して、現時点では「まだ出来ていない」だけであって、これから出来る様になる道の途中だからです 失敗は成功のもとと言いますが、レッスンでも同じ事です。 失敗する様なやり方は「二度とやらない」と気を付けて行けば、失敗も勉強した事になるのですから
⑥平易な言葉で伝える
私が一番気を付けているのが難しい専門用語はなるべく使わない事です。 難しい言葉を使うと生徒は内容をよく理解出来ていなくても指導者に質問する事さえ躊躇してしまいます。 「難しい用語を使う先生に変な事を質問して馬鹿にされたらどうしよう(@_@;)」と云った様な葛藤から、疑問質問があっても聞けない雰囲気になるのです。
ですから、生徒が分かりやすい簡単な言葉を選び、疑問や質問をしやすい雰囲気を作り、質問にも丁寧に答えて理解を引き出す。 実際に私の注意は「簡潔で分かりやすい」「質問にも流れる様に的確な答えが返ってくる」と受講者さんからの感想を頂いています。
つまり一方通行な押し付けではなく、指導者、生徒の両者とも、もっとリラックスして双方向での意思疎通が出来る様なクラス作りを心掛けているのです
上に上げた事柄は、言葉にするとあっさりと聞こえますが、実際にレッスンで実行すると脳味噌が数人分位欲しくなる程に考える事が沢山で大変なんです
しかし、その大変な感じが皆さんの求めるレッスン像に合致していて、多くの生徒さん達が充足感で満たされている事が、私のレッスンが皆さんに好まれる理由なのではと思っています
毎週火曜日の13時〜16時 中野ガーデンスタジオにてキネシオレッチ+オープンクラス(初級レベル)でも受講者を募集しています。
キネシオレッチは、音楽に合わせてストレッチと筋トレを同時に行うエクササイズでレッスン前に行う事で体の機能を飛躍的に高めてくれるレッスンです。
4月25日日曜日14:30〜17:30 目白の杜、ジュニアワークショップの追加募集残り1名です。