シャッセ アントゥールナンは、空中で一回転しながらシャッセをすると云うテクニックですが、この軸は何処にあるのでしょうか?
これにも回答を寄せてくれた方々がいらしたので、見てみたいと思います。
*シャッセ アントゥールナンの軸脚は、最初に踏み込んだ脚か、後から引き寄せて来た脚か?
回答 → 軸足は後から引き寄せた脚
理由 : シャッセ、シャッセ、シャッセ
って進むときの軸足とシャッセアントゥールナンの軸足は同じのはずだから
皆さん、同じ回答で後ろ脚が軸との答えでしたが、これはそんなに簡単な問題では無かったのです(笑)
シャッセもシャッセ アントゥールナンも全く同じ使い方であると云う事は正解なのですが、軸脚が後ろ脚と云うのは、半分しか正解ではありません。
確かに着地は後ろ脚が軸ですが、跳び始めは前脚が軸なのです
シャッセは、前脚に踏み込んでから、垂直にジャンプし両脚を第5ポジションに集めて、着地は後ろ脚になるのです
まるで尺取り虫の進み方の様に後ろ脚が前脚を追いかけて、前脚は後ろ脚から逃げると云う動き方をしています。
では、いつ前後の軸を切り替えるのかと言うと…
ジャンプの最高到達点に向かって身体を引き上げている時は前脚が軸で、そこから着地の為に床に向かってつま先を伸ばす時には後ろ脚が軸となります
当然の事ながら前後の軸を切り替える瞬間には第5ポジションを通過している事はお分かりですよね
シャッセ アントゥールナンを上手くやるコツは、素早い身体の引き上げと後ろ脚の引き寄せ、そして左右の脇で軸の切り替えをして、着地のバランスをしっかりと保つ意識を持つ事です
回転する角度も重要です
ジャンプは、最高到達点に達する瞬間に90度回転する様に踏み切ります。
こうすると次に軸となる後ろ脚側の脇が進行方向に向きますので、その位置を保っていれば軸は後ろ脚に自動的に移行しますし、残りの270度の回転も惰性で自動的に回れてしまいます
要は、跳び始めのコントロールが一番大切なのです
この引き上げさえ正しく出来ればシャッセ アントゥールナンは、殆ど出来たも同然なので、そこを反復練習してみて下さい