
あるコンサルタントのブログを読んでいて、なるほど面白いなという指摘があった。それは「ロジカルシンキングで全ての選択肢を精査しても意味がない。重要なものを取捨選択して必要なものだけを深堀りしなければならない」というものだ。一言でいえば、全幅探索は能無しだということだ。
コンサル系の本を読んでいると、必ず出てくるのがロジカルシンキングという思考法である。ある状況を判断する場合に、漏れなくダブりなくスピーディーに考えるために、フレームワーク等を使って物事を多面的に見て、論理的に繋げていき考えることである。そうすることで、判断結果の精度を上げることができる。
目的は、ある課題に対して最適な解を見つけることにある。となれば、最適な解を見つけるに当たって、意味の無い選択肢をいくら考えても、時間の無駄になってしまう。ところが、フレームワークに溺れ、ついつい全ての要素を埋めることに翻弄してしまうことがある。それが生じるのは、そもそもなぜ論理的に考えるのか、目的を見失ってしまうからである。
フレームワークが使えるというのは、まずどの切り口で眺めればよいのかを決め、それらをその課題に具体的に当てはめられるのか、さらにその中のどの視点が重要で、そこから分岐させるときに何と組み合わせればいいのか、そこまでできて始めて使って意味がある。なるほど、これらは実務に関わった人の、的確な指摘である。