
いわゆる世にある知識は、より上手く生活していくための知恵の集まりだと感じます。しかし、いくら知識を集めたところで、それを使ってどうしていきたいかの疑問は、決して解決してくれることはありません。その答えだけは、自分で自分に問うていかなければ、近づくことはできません。
多くの学問は、たくさんのツールを提供してくれます。どのように振る舞えば人の心に響くか、どんな風に設計すれば強度のある建物を造ることができるか、どうすれば病気は治せるのか、などなど。しかし、これらはあくまでツールであって、これを何のために使うかについては、教わることはありません。
唯一、「何のために使うか」という答えを提供してくれそうな学問は、哲学や詩ですが、それでもそれらの導き出した答えが不偏であるかは疑わしいです。10年20年たてば、時世はすっかり変わってしまうので、その時代に信じられてきた事実は、その都度とって変わられます。
結局は、自分がツールを使う目的は、その頂点については、今の自分に問いかけるしかありません。忙しいかもしれませんが、だからこそ個性が出て、楽しい世界になるのではないでしょうか。