
パナソニックが、
プラズマテレビの生産の縮小を決めたようだが、
これを受けて株価が上昇したというから面白い。
中国のプラズマパネル生産撤退 パナソニック、需要鈍化で方針転換
パナソニックが中国でのプラズマテレビ用パネルの生産から撤退する。
上海工場のプラズマパネル生産をこのほど中止し、
さらに尼崎工場(兵庫県尼崎市)から生産設備を移管する計画も凍結。
薄型テレビ市場といえば、
プラズマか液晶かどっちがいいだろうか、
なんて争いもあったが、
いまや完全に液晶テレビの圧勝である。
発光も良く画像も滑らかで
大型化も容易になった液晶テレビの前に、
もはやプラズマのメリットはほとんどない。
ところが、そんな争いも随分の昔の話のように思え、
今やもう液晶テレビすら収益が見込めない。
3カ月で6割も落ち込み、9月の薄型テレビ国内市場、家電量販店で叩き売りも
その価格下落はすさまじく、
最も売れ筋の32型の液晶テレビが、
有名メーカーの製品でさえ新品で3万円台というから驚きだ。
ところがアメリカでは、
さらに価格下落が加速しているようで、
同サイズで1万~2万円だという。
もはやこれでは収益が見込めないのも無理はない。
日立やパナソニック、シャープやソニーまでも、
次々と見直しや撤退を迫られている。
そのままではテレビ市場が
駄目になっていくかもしれないので、
後はどれだけテレビ+αが見出せるかどうかにかかっている。
よく話に出るのは「スマートテレビ」のような存在だろう。
各種AV機器と連携したりアプリが使えたりと、
映像を写すだけに留まらない高機能テレビだ。
もちろんそうした機能面の向上だけでは、
ただのでかいiPadに成りかねないので、
コンテンツの流動性も必須だ。
となれば、テレビ番組のネット配信や
映画ダウンロードが必須になる。
メーカーだけでなく、
放送業界も一丸となって改革に取り組まなければ、
日本のテレビ市場が沈没してしまいそうだ。