
どうやらウィキリークスが、
運営資金の確保が十分にできていないようだ。
「ウィキリークスが情報公開停止へ 内部告発サイト、資金不足で」
米外交公電約25万件などを公開した内部告発サイト「ウィキリークス」は、
資金不足のため情報公開活動を一時停止する予定であることを明らかにした。
ウィキリークスは組織存続のため、資金集めに集中する必要があるとしている。
ウィキリークスといえば、
政府の内部文書の告発などで、
一時世間を騒がせたことで有名になった。
とはいっても、
無闇矢鱈に文書を公開しているわけではなく、
彼らなりの節度をもってウェブ公開している。
煩雑だった情報を整理し、
タグ付けして配布するためには、
随分と人手がかかっているようだ。
もちろん運営活動するにも、
それなりの資金が必要になっている。
しかし、資金が必要といっても、
広告を出すわけもなく(広告出す企業は政府に叩かれそうだが)、
どこかの企業や団体と癒着していることもなく、
あくまで寄付や個別の資金援助で活動している。
なによりも彼らは、
独立性を保持することが大切だと考えているために、
特定からの影響を受けるのを避けている。
本来なら、サービスを受けて役に立ったと思う人から
資金提供してもらえるのだが、
その活動内容のあまり、
資金提供したくても政治的圧力を恐れて、
企業や団体から資金が集まらないのが現状だ。
さらには、資金集めの流通網、
具体的にはクレジットカード会社や、
ネット電子マネー会社さえも手を引いてしまい、
寄付方法の道すら絶たれているのが現状だ。
実際は多くの人に役に立っているだろうに、
このまま葬られるのにはあまりに惜しい。
天下りによる癒着も、
独立と公平性が失われる方法だ。
今話題になっている
オリンパスの隠蔽疑惑の報道についても、
日経の取り上げ方があまいと指摘されている。
どうもオリンパス側に日経OBの天下りがあるようで、
報道の公平性に批判が集まっている。
その一方で、JBpressという、
こうしたしがらみに嫌気を差して
日経から独立したOB達の企業が、
今回の件に噛みついているのが面白い。
しかし悲しきかな、
そうした人から求められる独立公平マスコミは、
バックが無いので得てして薄商いだ。
その他のメディアも、
中立性の立場を確保するほど、
特定からの資金提供がないわけで、
採算は苦しいところが多い。
難しい問題である。