古畑任三郎ってやっぱり面白い | 考え中の人

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小林秀行の「ひでぶくろ」
三谷幸喜の映画が公開されるということで、
現在、平日の夕方に、
「古畑任三郎」がテレビでやっている。

たまに録画して見ているのだが、
やっぱり面白い。

昼ドラサスペンスの推理もどきのドラマは嫌いだが、
古畑任三郎だけは好きだ。



推理ものといえば、ほとんどの作品は、
犯人は誰なのか、を暴くように構成されている。

ドラマだけでなく小説でもマンガでも、
探偵や刑事が殺人の証拠をかき集めていき、
推理して謎が解けると「犯人はこの中にいる!」となるわけだ。

そして読み手は、
「なるほどそういうトリックで犯行して、
こいつが犯人だったのか!」
と、楽しむことになる。



古畑任三郎は全然違う。

始めに犯人が出てきて、
いきなり犯行シーンを見せられる。

いわゆる倒叙法という物語構成になっている。

推理ものなのに、犯人とトリックという、
推理の楽しみである「答え」を最初に知ってしまうのだ。

そのために、物語を面白くするには
監督の腕と工夫が必要。

三谷幸喜の台本構成や、
田村正和の演技の面白さあってこその、
長期人気番組になることができた。

さらに大物ゲストが出てくるのも、
視聴率を維持できた理由の一つだ。

倒叙法は推理ドラマに最適で、
視聴者をひきつけるための
豪華ゲストを起用しやすい。

(先回、明石屋さんまが犯人役に出ていたが、
まさか普通の犯人探しの推理ドラマで
明石屋さんまが出てきたら、
絶対さんまさんが犯人だろうと
視聴者は感づいて白けてしまう。)

そうした工夫も、
高い視聴率を維持できた要因となっている。



推理ドラマとしては、
完成されたドラマではなかろうか。