福祉が手薄くなるけれど | 考え中の人

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小林秀行の「ひでぶくろ」
ちょっと前になるけれど、
サラリーマンの主婦にも年金給付資格を付けるという話。


夫の厚生年金2等分、専業主婦の制度見直し「主婦年金」
厚生労働省は2012年にも、専業主婦の年金制度を見直す方針だ。
会社員が加入する厚生年金と公務員の共済年金について、
夫の保険料の半額を妻が負担したと見なし、
夫と妻で年金を2等分してそれぞれ給付する。


妻の保険料を夫が支払ったと見なして、
主婦にも給付資格を付与するというのは、
なんとも聞こえが良い。

ところが夫が死んだときには、
これまでは妻は遺族厚生年金として75%貰えていたが、
これからは50%の自分の給付分しかもらえなくなる。

年金を別々にすることで、
自分の支払ったと見なされる分しか給付しませんよ
というシステムだ。

夫が死んだときは、1人分で生きていきなさいと。



最近、年配者にとって、
生活しずらくなるような制度が増えている。

上記もだが、
年金70歳引き上げや医療費個人負担の増額なども、
そんな中の1つである。

もしこの流れが加速して老後が国に頼れないなら、
次は家族や周囲の人に頼るしかなくなってくる。



話題は変わるが、面白い話を聞いた。

ロシアの話であるが、ロシアは旧ソ連時代、
長らく社会主義国家だったため、
医療費や家賃が無料で年金も多かったという。

そうなると老後も安心であるが、
その傍ら、老後は自分達夫婦だけで暮らせるわけで、
子供が親の面倒を見る習慣が無くなったという。

ところが近年のロシアではその福祉体制が崩れており、
高齢者達はだんだんと子供に頼っているのだとか。



日本の話をすると、かつては直系家族などが主流で、
子が親の面倒を見るのは当然だった。

それでも近年では核家族化が進む過程で、
その関係は希薄化しつつある。

もしもロシアの例にならうなら、今の福祉制度の減少によって、
家族間の関係が再び強まって絆が深まるのかもしれない。