PB商品はジェネリックか | 考え中の人

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ひでぶくろ
昨日取り上げたニュース
「イオン、6万円切る32型3Dテレビを発売」
で、その驚くべき価格を実現できたのは、
生産の海外委託によるコスト引き下げだけでなく、

流通のスリム化や全量買取等の、
PB商品の戦略を生かしたことも
一つの要因となっている。

そしてイオンブランドとして店舗で発売することで、
他製品よりも優位に販促ができる。



ところでこうした価格破壊は、
PB商品のお決まりの戦略であった。

イオンに焦点を当てるならば、
「トップバリュ」というブランドで、
NB商品の何割かの安い値段設定で、
消費者に提供している。

消費者としては、
似たような効用を得られるならば
安いものに魅力を感じ、
この数年はそうした価格訴求で
PB商品のシェアを伸ばしている。

そう考えれば、薬剤における
ジェネリック商品も似たような特色があり、
同じ効用を得られて値段が安い商品ならば、
顧客は安いほうに簡単に流れてしまう。



ただこうした戦略は、
メーカーの商品開発への意欲を
無くしてしまうかもしれない。

ジェネリック商品に関しては、
薬剤特許という法律が存在するために、
メーカーは数十年は販売独占権を得るために、
ただちに利益を奪われることはない。

しかしながらPB商品に関しては、
特に決まった制約があるわけではないので、
メーカーの開発商品に対して、
すぐに類似商品を提供できる。

しかも安い価格で。



たしかにNB商品はPB商品に比べ、
品質が勝っていたりロイヤルティがあったりと
優位性はいくらでもあるが、
それでも今回のような
「3Dテレビが他社メーカーより大幅に安い!」
となれば、メーカーの打撃も大きいにちがいない。

小売業とメーカーの立場が逆転している市場では、
メーカーの製品開発力を保持するためにも、
今後の対策(場合によっては法的規制)を、
考えてはいかなくてはならないだろう。