賛同できる人も、出来ない人も。
東電、12年度採用見送り、常務以上の報酬半減:日本経済新聞
「東京電力は25日、常務以上の役員報酬を半減すると発表した。勝俣恒久会長や清水正孝社長をはじめ、副社長、常務まで総報酬の50%を減らす。期間は定めていない。執行役員も総報酬の40%をカットする。併せて社員給与も削減する。管理職は年俸の約25%を減額し、一般職は年収の約20%を減らすことにした。役員報酬と社員給与の削減額は合計で年間540億円程度という。」
いろんなニュースや言論を見ていると、
東電へのバッシングが凄まじい。
原発への対応を非難したものや、
人災だと決めつけたもの、
さらに掘り返して天下りの実態や
これまでの東電の優遇を非難するものまで。
「東電を擁護するものなど1人もいない」
とまで言われているが、
果たしてどうなんだろう。
福島第一原発によって、
避難生活を強いられたり直接被害を被った方々、
そして間接的にも風評被害で悩まされている方々、
私も福島でよくお会いしているので、
彼らの悲しみや憤りもよく聞いている。
ただ彼らが皆
「東電を許さない!」
と言っているかといわれれば、
そうとも限らない。
確かに不満はたくさんあるだろうが、
あくまで大地震により
引き起こってしまったものであり、
ある程度は仕方がないと
承知している様子。
それよりも、
今後きっちり補償が出るのかどうか、
それこそが最大の関心ごとである。
東電を本格的に叩いているのは、
現場で被害を受けた人達の声というよりも、
マスコミなどのメディアが多いように感じる。
確かに、
説明の不手際さや不明瞭さもあったし、
社長の対応にも疑問があり、
非が全くないとは言い切れない。
だが、彼らが決して
手を抜いているとは思えない。
原発自体にしても、
国の課する設置・工事認可、
官庁立会検査などによる基準を
きちんとクリアしてきたものだ。
(設計基準にしてはこれから
見直しが必要ではあるが)
それらを踏まえれば、
どうも世間の空気は
東電に厳しい過ぎるような気がする。
それより何より、
補償問題を最大限解決するために
どのようにしていけばよいか、
そこに集中させなければならない。
記者会見や県庁、
被災地で謝ることも大事だが、
何よりも全額補償こそが
最大の謝罪である。
それには、
全くカヤの外だった新入社員や
他部署の一般職員も全て、
2割以上のカットという厳しい決定だが、
止むを得ないのだろうか。
それでもこれを機に、
素晴らしい会社に生まれ変わるだろうと
信じている。