そろそろ春モデルのパソコンが各社から発売されるはずだったが、
どうやらその春商戦が混乱状態に陥っているようだ。
その原因は、パソコンに組み込まれている「CPU」の不具合の発覚。
ほとんどのパソコンメーカーはインテルのCPUを搭載しているため、
インテルからのCPU不具合発表により各社発売を見合わせることになってしまった。
日経新聞より。
「東芝は、米インテルのパソコン向け部品に不具合が発覚した問題を受け、
出荷済みの製品を無償で新品と交換することを決めた。
パナソニックは、新機種の発売を延期すると発表。
日本ヒューレット・パッカードは、東芝と同様に新品への交換で対応。
デルは修理で部品を交換するか、返品を受け付けている」
多くのパソコンメーカーはインテルCPUを搭載している。
現在インテルのCPUの市場シェアは80%以上を誇り、
ノートPCに限定すればそのシェア率はさらに高い。
理由は、インテルを搭載すると売れるから。
複雑な機能を持つパソコンは、
一般人にその性能を正しく評価し比較することは難しい。
よってパソコンを買い求める時は、
価格やブランドをもって高品質とみなすしかない。
「インテル」のCPUが搭載されていれば、安心のシグナルとなる。
だがこうした一社からの供給というのは、非常にリスクが高い。
今回の件はまさに、一社供給体制が原因となって引き起こった。
リスクヘッジをするためにも、売り手の競争力を弱めるためにも、
供給先は増やしておくべきである。
CPUならば、あまり知られていないがAMDがある。
まだシェアは高くないが、価格は安く性能も高いため市場の評価は高い。
メーカーは全てのパソコンをインテルにするのではなく、
1モデルでも2モデルでもAMD製品を搭載しておくべきだった。
もし供給先を増やして対策をとっていれば、
今回の春商戦は他社より一歩抜きんでていたに違いない。