最終話「青春と気づかないまま」

馬路須加vs矢場久根連合、決戦の時が迫っていた。

「俺達、何処か計算違いしてねぇか?最終的に一人三人ヤれば良かったんだよな?」
動揺する尺(峰岸みなみ)。
「増えたんすよ…予定より。」
"敵軍300"と報じた小歌舞伎(倉持明日香)が答えた。
「えっ?ヤバくねぇすか?これ。」
慌てるウナギ(北原里英)に、
「矢場久根だけに…。」
ムクチ(小森美果)が上手い事を言う。

…マジ女100にヤバ女はざっと4~500オーバーって事か?
仲俣(仲俣汐里)率いる捨照護路高校も姿を見せていた。

「人数なんか関係あらへんよ。多くは無理して集めた兵隊やろ?」
と一笑するおたべ(横山由依)。
「ああ、此方は志願兵だけだ…。」
不安なのか?学ラン(宮澤佐江)。
「それだけマジ女にビビってるって事でしょ?」
何時も強気な大歌舞伎(河西智美)。
「ちょ、表のアレ、何だ?」
尺が、屋外の警官隊を怪しむ。
前田敦子(前田敦子)は必ず来る、と睨む警部補(高橋みなみ)が、周囲を固めていた。
「前田を待ってるんや。街のチンピラやヤクザを掃除したんや。それが誰であっても、拍手したいわなぁ?」
おたべが皮肉る。
「まさか前田此処に来ないよなぁ?」
割と察しの良い尺。
「あたりめえだろ?!俺達だけで…片を付けるんだ…。」
覚悟する学ラン。
「前田の出番はないさ。」
やはりクールなセンター(松井珠理奈)。

一方、
「こいつ等全員の靴、何処に捨てる?」
まりやぎ(永尾まりや)が尋ねる。
「フリーマーケットに出しゃぁ、金んなるぜ。」
3色(佐藤すみれ)が答える。
「何時もなら邪魔するマッポが、大人しく見学してるし…。」
何気に外を気にするカムバック(菊地あやか)。
「前田がのこのこ出て来ると思ってるんすかね?」
やっぱ気になるか?まゆげ(前田亜美)。
まさか…とほくそ笑むシブヤ(板野友美)。
「誰が捕まるのわかってて、現れるかっつーの。」
と、笑う3色。
「…私の貸した制服…うわっ!」
開戦前にシブヤに殴られ、鼻血を出すダンス(矢神久美)が、
「え゙ーっ!この状況でっ?」
と絶叫。
「前田には逃げ延びて貰わねえとな。タイマンでどっちが強えか、白黒着ける迄はな。」
シブヤは、未だ執拗に前田との決着に拘っていた。

屋外で待機する若田刑事(佐藤亮太)が、警部補に尋ねる。
「来ますかねぇ?」
「来るさ。」
「警察が張り込んでるのが判ってて、ですか?」
「ああ。」
「その根拠は何です?」
「前田がヤンキーだからだ。」

「気を付けろよ。」
校章に触れ、総員に喝を入れるシブヤ。
「マジ女を舐めて掛かると、怪我をする。」

「ほしたら行こかぁー!」
おたべの号令で、チームアンダー(昭和/片山陽加、アニメ/仲谷明香、ジャンボ/田名部生来、ライス/米沢瑠美)が開戦ラッパを吹き鳴らし、両校の校旗が振られ、両軍一斉に突撃、乱闘となる。
机上でスライディングキックする学ラン。
次々殴り倒すシブヤ。
ハイキックを決め、机上で「ぃよしっ!!」とポーズする尺。
静観する仲俣達ステ高。
何処か愉しげな山椒姉妹 二枚刃(らぶたん/多田愛佳、みゃお/宮崎美穂)。
多勢に動じぬおたべ。
チハル(佐藤亜美菜)&サナエ(佐藤由加里)も奮闘。
追撃するアニメ。
攻撃をかわす歌舞伎シスターズ。
ぶん投げるジャンケン(内田眞由美)。
おたべの蹴り。
まゆげパンチ。
3色キック。
シブヤの膝蹴り、右ストレート。

そこへ、まさかの彼奴がやって来た…。

テレ東 24:12(テレビ大阪は月24:12)
マジすか学園2
4/15 ♯01……………… 4.9%
4/22 ♯02……………… 3.6%
4/29 ♯03……………… 3.8%
5/06 ♯04……………… 3.5%
5/13 ♯05……………… 3.7%
5/20 ♯06……………… .%
5/27 ♯07……………… .%
6/03 ♯08……………… .%
6/10 ♯09……………… .%
6/17 ♯10……………… .%
6/24 ♯11……………… .%
判明分平均 ……………… 3.90%

♯11「ヤンキーソウル」

ヤバ女へ向かう前田(前田敦子)を眺め、警察に通報するネズミ(渡辺麻友)。

一方、シブヤ(板野友美)は果たし状ビデオを撮影した。

その頃ステ高・仲俣(仲俣汐里)。
「マジ女は何処にも援軍頼んでない様です。」
「それがマジ女の、安っぽい美学だ。」
「後は、前田次第だ。」
「前田は来ませんよ。」と割って入るネズミ。
前田は連続暴行事件の容疑者、センター(松井珠里奈)は手駒に過ぎない、と。
仲俣は尋ねた。
「お前が信じてるモン、何だ?」
「何も。ダチだとか仲間だとか友情だとか…今時臭いっすよねぇ。」
「孤独だな。」
「ゴッコが嫌いなんすよ…偽善的な彼奴等見てると、反吐が出そうになるっす。」
ネズミの提案を拒否る仲俣。
「ネズミに用はねぇんだよ!」
「あらあら、ネズミさんは仲間外れですか?」
「仲間なんかじゃねーよ、てめーは。」
「そりゃそうっすよね…。」
退却するネズミに
「なぁネズミ。お前、自分の掌の中に全てがあるって思ってんだろ?」
振り返るネズミ。
「残念っ!」笑う仲俣。
「あんたの偏差値じゃ…ここまで、す。」と毒づくネズミの靴音が虚しく響く。

体育館、ステージの階段に座るネズミ。
センター「どうだ?一人で見るここからの景色は?」
ネズミ「良いもんだ。あっちの景色を見ようが、こっちの景色を見ようが、私の自由だ。」
センターの友情を拒否し、ダチという言葉は重い、と逃げるネズミ。
「ダチだよな?私達。」
腕を掴むセンター。
「ネズミ…聞かせてくれ。」
「煩せぇ!」
ネズミに殴られるセンター。
「ダチ、ダチ、煩せんだよっ!そんなにダチが欲しかったら、他当たれ!」
更に殴るネズミ。
「何度裏切ってもわからねぇ奴だな!そういう綺麗事は胸糞悪くなるんだよ!」
執拗に殴るネズミ。
「どうだ?マブダチに殴られる気分は?マブダチに裏切られる気分に似てるだろ!?何故、私に失望しない?何故、私を憎まない?何故、私から離れない?」
「…お前が好きだからだよ。」
「私は…お前が嫌いだ。大っ嫌いだ!裏切ってやる。また裏切ってやる。マブダチなんかじゃねぇって事をわからせてやる!」
涙を浮かべ、口元を歪ませ、ネズミはセンターを殴り続けた。
懇願する様に見つめるセンターが、拳をかわしネズミを殴った。
「そうだ。その調子だ!もっと私を嫌いになれ!」
笑いながら殴るネズミ。
センターはネズミを抱き締めた。
「離せ!」
「嫌だ。離さない。」
強く抱き締めるセンター。
「ネズミ…私を一人にしないでくれ。私にはお前が必要なんだよ。」
涙を流すセンター。
「センター」
「傍に居てくれ。嫌いだなんて言わないでくれ…。ネズミ、お前が必要なんだ…。」
パーカーのフードをそっと脱がせ、
「何があっても…私は…。」
涙で声がつまる。
センターの腕の中で、泣きじゃくるネズミ。

一方、シブヤと対面する前田。
「戦争はやめろ。」
「お前は平和の使者か?」
「それが私の答えだ。」
「羨ましいよ。人を傷つけてでも、幸せを手にしようとするお前が。」
「それを本能って言うんだ。」
拳を握り、挑発するシブヤ。
「来いよ、前田。」

対峙する二人。
割って入るダンス。
前田を探しに警察が来たのだ。
「街のチンピラやヤクザを片っ端からボコった女子高生…って。」
「人違いだ…さ、始めようか。来いよ、シブヤ。」
シブヤは手を下ろし、
「そういう所が嫌いなんだよ。自分ばっかかっこつけやがって。」
そう言うと、制服を脱ぎ前田に着せろ、とダンスに命じた。
「貸しを作った訳じゃねぇ。お前とのタイマンは誰にも邪魔はさせねぇ。」
シブヤのマジを感じた前田は、ヤバ女生徒を装い脱出した。

ラッパ部室では学ラン、歌舞伎シスターズ、尺、おたべが、矢場久根の果たし状ビデオを観ていた。

「向こうは300以上の兵隊集めてるって噂ですよ…。」と小歌舞伎。
「ウチらが一人60人ずつ倒せば良いって事だろ?」大歌舞伎が言うと、
「一人50人ずつだろ?」とセンターが入って来た。
「一人43人だ。」チームホルモンが参戦。
「俺たち5人で一人換算だ。」
「一人38人にしてもらおうか。」チームアンダーも続く。
「ウチも4人で一人換算だ」
続いてチームフォンデュが、そして、沸き起こる「マジ女コール」。
"つの字"を筆頭にマジ女ヤンキー達が立ち上がる。
そして、ネズミも…。

桜にMJの校旗の下、マジ女は一つに団結した。
テレ東 24:12(テレビ大阪は月24:12)
マジすか学園2
4/15 ♯01……………… 4.9%
4/22 ♯02……………… 3.6%
4/29 ♯03……………… 3.8%
5/06 ♯04……………… 3.5%
5/13 ♯05……………… 3.7%
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6/03 ♯08……………… .%
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判明分平均 ……………… 3.90%

♯10『桜のはなびらを数えたことがあるか?』

「不安な人々に、まず、安心を与える。すると人は、安心の片隅に、次の不安を見つける。」
センター(松井珠理奈)をよそに、つの字連合を召集するネズミ(渡辺麻友)。
「ばきゅ~ん!」

ステ高は、ボス・仲俣(仲俣汐里)の真意を伺っていた。
「さあな。」
"用件は解った"と答えただけだ、と語る狡猾な仲俣も、
ネズミの汚さと繁殖力は警戒していた。

学ラン(宮澤佐江)、歌舞伎シスターズ(河西智美、倉持明日香)が復帰したマジ女。
…とは言え、ゲキカラ(松井玲奈)は入院中、センターも手負い、そして、前田(前田敦子)は不登校…非常事態は続いていた。

ゲキカラを見舞うブラック(柏木由紀)は、
「やっぱ高校は良いな…。」
としみじみ語り、
息子がヤンキーになったらマジ女に入れるさ、
とゲキカラに微笑んだ。

一方シブヤ(板野友美)は、孤立の原因が、"リーダー"を期待されながら、私怨を優先させた事だと解っていた。
それでもダンス(矢神久美)だけは彼女を見捨てなかった。

各勢力の思惑が錯綜する中、
最後の桜の花弁を噛み締める前田の前に、
大島優香&優希(大島優子 二役)が現れた。

優子(大島優子)の言葉を思い出す前田。
「この花弁達が咲いた意味を考えてくれないか?」
「ずっと考えてんだけどさ、わからねぇんだ…あたしはなんで生まれて来たんだろうって。」
「お前には時間がある…強くなれ。お前のマジを無駄にするな。その力にはきっと意味があるんだ。」

まだその意味が見つからない前田に、優子の伝言を伝える優香。
「あたしは幸せだ、って。」
そして、
「優子は優子の答えを見つけたって事じゃねぇか?
だから、前田は前田の答えを見つけろって事だろ?」
と続け、前田を抱き締めて語った。
「お前は、一人じゃないんだ。」

一方、センターを裏切ったと知れ渡ったネズミも孤立していた。
"つの字"達に罵られるネズミ。
「ネズミは私のマブダチだ!何か言いたい事がある奴は、私が聞こう。」
悪口を言う者を殴り倒し、ネズミを庇うセンター。
センターを盾に、虚勢を張るネズミ。
その姑息さを見透かし、それでも信じるセンターの期待から、逃げ出すネズミ。
だが、根城を占拠したチームアンダーにも嘲笑され、またセンターに助けられてしまう。

雑魚達に見下され、孤立した惨めな自分の顔を見て、逃げ出そうとするネズミ。
「裏切ろうとしたのは事実だ。謗りを受ける事ぐらい我慢しろ!」と腕を掴むセンター。
ネズミ「上から目線はやめろ!私は目線を上げた事がないんだ!」
センター「お前と私は、いつだって対等だ。」
ネズミ「私に期待するな!」
出て行くネズミ。

ふて腐れ下校するネズミは、意外な女とすれ違い、ゆっくり振り返った…。
前田が戻って来た…笑顔で迎えるおたべ(横山由依)。
巻き込んだ事を何故責めない?と問う前田。
「あんたが探しに行ったもん、うちも見たかったからとちゃうやろか?」
と答えるおたべ。
まだ答えは見つからなかった…。
「探し物なんか、そう簡単に見つかるかいな?中々見つからへんから、探し物やん。」
おたべには、何故か素直になれる前田。
おたべは、前田が外していた優子のスカーフを渡した。
「これはあんたしか似合わへんわ。マジ女、ええ高校やな。」
微笑むおたべ。
前田も微笑み、校旗に向いスカーフを締めた。

ゲキカラを見舞うシブヤ。
シブヤ「入っていいか?」
ゲキカラ「(にっこり微笑み)勿論♪」
シブヤ「戦争中だぞ。」
ゲキカラ「これには校章、ついてないし。」
フッと笑い、シブヤも校章を外した。
「でも、制服に着替えたら…お前ら、潰すよ。」
と笑うゲキカラ。
首を振り
「潰されんのはマジ女だ。」
とシブヤも笑いながら言い返した。

アジトに戻ったシブヤの前に現れるハブ等。
援軍他校の連判書を掲げ、
「もう火は延焼してるんすよ。」
「ウチ等のリーダーですよね?」
「もしかしてヒヨってるんすか?」と詰め寄った。
「てめぇら!誰に口きいてんだよっ!」
沈黙を破り、吐き捨てるシブヤ。
全員の眼を見据え、襟にゆっくりと矢場久根の校章をつけ、
「これがあたしのマジだ。」
安堵するヤバ女面々。
ヤバ女・裸足の会は、再びシブヤに束ねられた。

マジ女ラッパッパ部室。
おたべ「シブヤがずっとあんたを…。」
前田「知ってる…私のせいで、皆が傷ついた事も。」
おたべ「前田…。」
前田「頼みがある。最後に片付けてくる。だからもう少しだけ…マジ女を守ってくれ。」
おたべ「見損なわんとき。」
前田「頼んだ。」