新型コロナに罹ったよ 〜ホテル療養(3日目)〜
今週、新型コロナの検査で陽性反応が出てしまいました。
都内では連日、約1.5万人が陽性となっています。2週間前からは、息子の小学校の友だちや妻の同僚なども、続々と陽性に……。
こうなると「いつ自分が新型コロナに罹っていても、不思議はない」という状況でしたし、いまもその状況は変わりませんね。
ぼくの場合は、発症から今日で6日目……東京都が用意してくれた
どんな症状なのか?
ぼくの場合は、喉の奥のほうが突然「チクッ」と、痛くなりました。
「え? 痛い!」っていうくらい、今まで感じたことがないような「チクッ」とするような痛みでした。
その後は、咳がコンッコンッという感じで始まりました。これは正直、それほど激しい感じではありませんでした。ぼくはもともと軽い喘息です。半年前までは毎月のように近所のクリニックへ通っていました。そんなこともあり「あれ? また喘息が出てきちゃったかなぁ」と思っていました。
このように、発症0日目は咳が少しずつ激しくなり、同時に鼻水が出はじめて、喉にはタンが溜まるようになりました。
1日目の夜になると、いわゆる喘息の発作のようになりました。ゴホッ…ゴホッ…と、咳が絶えず、眠っては起きて、またウトウトすると咳で起こされます。朝起きると、蓄膿症のように黄色い鼻水というかタンが詰まっていて、それが……咳を引き起こす……という最悪の状況です。
2日目の昼に呼吸器内科のクリニックへ行き、新型コロナの陽性反応が出たほか、咳止めと痛み止めの薬を処方されました。
3日目は、昼も夜も鼻水&タンと咳が止まらない状況でした。あまり薬が長続きしないというか効かない印象です。それでも昼間は仕事があるので、常に市販ののど飴を口にしながら、できるだけ咳を止めました。
4日目の朝を迎えた時に、やっと「あぁ、一度も咳で起こされなかったな」となりました。前日までの鼻水&タンの不快な要素が、大幅に減少しました。このまま治まることを期待しましたが、日中になると、やはり咳が出始めました。
今日は5日目ですが、眠っているときには咳き込むこともなく、熟睡できました。昼寝もしちゃいましたが、起きたときに喉が少しだけ痛かったのですが、トローチをのむと、すぐに治まりました。このまま快ほうに向かうと良いなと期待しています。
発症0日から今日まで、発熱は全くありません。常に36.5前後の平熱。症状のまとめとしては、鼻水&タン…それに激しい咳です。
発症から検査までの流れ
発症から2日目の夜中に、咳で眠れずに朝を迎えると、妻が「病院へ行ってきな…なんか死んじゃいそうで怖いから」と、病院へ連絡してくれ、いつも行っている、かかりつけのクリニックの予約をしてくれました。
新型コロナに罹ったかも? と思ったら、まずは自宅で療養して、数日が経っても治まらない…もしくは症状が酷くなった場合には、保健所に連絡する……と言われてきた気がします。
ただし、東京都では、常に保健所に連絡が取れないようです。
「じゃあ、新型コロナの疑いがある場合はどうすればいいの?」となるわけですが、特に慌てる必要もありません(もちろん、症状によりますけど…)。東京都福祉保健局の「発熱等、新型コロナウイルス感染症が疑われる症状がある場合の受診先」を確認すると良いでしょう。
地域や病院によっても異なりますが、発熱時などは、一般的な内科医は対応してくれません。下記のリストに載っている医療機関へ、連絡します。
ぼくの場合は、たまたまかかりつけ医が、このリストの中に入っていて、妻が連絡しました(ぼくが、電話できないほどに症状が酷かったわけではありません。問題を先送りにする癖のあるぼくの性格を知る妻が、さっさと連絡しただけです)。
このリストの中には、「検査と診療の両方に対応する医療機関」と「(検査はできないけど)診療にだけは対応する医療機関」が記されています。
ぼくが行ったクリニックは、検査と診療の両方に対応しています。新型コロナ禍以前から、なかなか予約が取れない医院なのですが、妻が少し大げさに症状を報告したことで、当日の夕方に予約できました。
このクリニックの先生は、呼吸器内科を得意としていて、かなり前から発熱外来の時間を用意していますし、新型コロナの検査にも対応しています。
クリニックへ行くと「いちおう新型コロナの検査をしましょう」ということで、あの長い綿棒を鼻に突っ込まれて、抗原検査をしました。
5分か10分が経ったころに、先生が再び現れて「陽性です。咳を抑える薬は処方しますからね」と言われました。
ぼくはといえば、半ば覚悟はしていたので「まぁ、そうだよなぁ」というくらいなものです。
「このあと、ぼくはどうすりゃいいのかな?」という疑問に対する説明は、ほとんどありませんでした。
- まずは受診したクリニックから、どこにも寄らずに帰宅するように注意されました。
- 処方された薬は、あとから薬局の人が自宅へ届けてくれると言われました。
ここで疑問なのは、保健所へは連絡するべきなのか? です。
これに関しては、診察した医院から、保健所へ連絡が行くということです(薬局の方に電話で聞きました)。
陽性者(感染者)がするべきこと
新型コロナに関する決まりは、時々刻々と変わっています。
「現状では」という限定ですが、検査で陽性だと言われた時に、すべきことを考えて、実行しました。
一番重要なのが……
発症から数日前に会った人への連絡
ぼくの場合は、ほとんどリモートワークでしたが、ちょうど発症の直前に、ある企業を訪問していました。学校などでの規定を反映させれば、(マスクをしていたため)濃厚接触とまでは言えないと思います。それでも、同じ部屋で約2時間を過ごしていたので、陽性判定をうけた直後に、電話をして知らせました。
企業に務める人たちは、その後、濃厚接触者として扱われて、一週間の自宅勤務となったそうです。そのほか、近々会う予定だった方にも連絡し、スケジュールの変更をお願いしました。
もちろん、出社している妻へも、速攻で連絡しました。
妻の場合は、正真正銘の「濃厚接触者」なので、10日間の自宅待機です。
息子の小学校や学童へも(妻が)連絡しました。同時に、妻と息子は、帰宅時にそのまま近所のPCR検査所へ行ってきました。
接触確認アプリ「COCOA」への登録
ぼくは12時10分くらいに、かかりつけ医から「陽性です」と言い渡されました。
その後、15時48分に、厚生労働省から下記のようなショートメッセージが、スマホに届きました。
このショートメッセージの2項目目にある「接触確認アプリCOCOAをお持ちの方へ」をタップすると、登録できます。
新型コロナの感染者には、それぞれ番号が割り振られます。厚労省からのショートメッセージからアクセスすると、その番号が既に記載されていました。ぼくがアプリでしたことと言えば、「登録」と「確定」ボタンをタップしただけだったはずです。
COCOAを登録すると、事前に「感染しちゃいました」と報告していた企業の方から「ぼくのCOCOAから『濃厚接触の疑いがあります』と連絡がありましたぁ! はじめてですw!」と、喜びのメールが届きましたw
「機能していないのでは?」とか「意味なくね?」と言われることの多い「COCOA」ですが、今は機能していることを実感しました。登録も簡単なので、感染した際には、ぜひ登録しましょう。
保健所からもSMSで連絡がきた
12時10分に、「陽性です」と言い渡されました。
15時48分に、厚生労働省からCOCOA登録などの連絡がSMSで届きました。
18時56分に、同じくSMS(ショートメッセージ)で、区の保健所から連絡が届きました。
【パルスオキシメータ及び食料品の受付専用サイト】については、URLを隠しましたが、普通に下記サイトで受け付けているので、必要な方は調べてみると良いでしょう(東京都のサイトです)。
また、今はぼくだけが陽性でしたが、もしかすると妻と子も陽性になるかも……そうしたら食料が不足することもあるかも……ということで、食料品だけは依頼しておきました。(申請から、2日後に届きました)
ダンボール3箱分の食料品が届きます。主にレトルト食品や飲料水が届きます。(上の画像は、東京都福祉保健局のサイトから転用)
申請の際に、「新型コロナ陽性証明書」のようなものは、「不要」でした。誰でも申請できるのか、もしくは保健所などと「陽性者のデータ」が共有されているのかは不明です。ただ、申請自体は、上記ホームページから2〜3分で終わります(氏名や住所を入力するだけ)。
宿泊療養施設を予約申請
うちは、妻と子ども1人との3人家族です。
そのうち、陽性が確定したのが、ぼくだけ……。もしかすると、妻と子どもは陰性かもしれない……少なくとも症状は皆無でした。
また、日中は自宅でリモートワークをしていましたが、ぼくが陽性となったことで、妻と子どもも隔離生活が必要になりました。
正直、10日間も家族3人で過ごすのは辛い……。
ということで、東京都が用意してくれている「宿泊療養施設」を予約しました。
予約をしつつも、入るか入らないか迷いました。
結局、入ることにして、本日は3日目です。
宿泊療養施設についての詳細は、次回以降に書いていきます。



