早雲寺でケンケンパ | 『りょう太のぼうけん』〜イクメンではない子育て〜

早雲寺でケンケンパ

戦国時代の関東の覇者、北条氏。その北条五代(5人)の墓がある、早雲寺へ行ってきました。


箱根湯本駅から早川沿いを歩いていき、散策路のように整備された山道を登り、下ると、早雲寺があります。息子の足でも、だいたい15〜20分くらいです。



ガイドブックに必ず載っている観光スポットなのに、観光客に全く媚びる様子はありません。禅寺だからなのか、臨済宗だからか……この雰囲気って、懐かしいな。ぼくは、こういうツンデラ(ツンツンしている寺)が嫌いじゃないです。


本堂の前には、うっすらと苔むしたスペースが広がっています。その本堂と並行に、石が並んでいました。


さっそく息子の りょう太が「けんっけんっぱっ!……けんっけんっけんっけんっぱ!」と、飛び跳ねています。ま、ぼくら以外に拝観してる人もいないし…まぁいいでしょ。



本堂をはじめ北条氏五代の墓(? 碑?)も、江戸時代に再興されたものだそうです。というのも、戦国時代の最終盤に、北条氏の小田原城が、豊臣秀吉などの連合軍に囲まれた当初、この早雲寺に豊臣秀吉の本陣(総司令部)が置かれたとか。その後、本陣が石垣山城(一夜城)に移る際、早雲寺を含む周辺は焼き払われたとか。


おそらく北条家の庇護のもとにあった時代は、大伽藍だったことでしょう(豊臣秀吉が本陣を敷くくらいですからね)。


今は往時を偲べるものはありません。いくつか、国指定文化財に指定されているものも、年に何日かの拝観日に見られるだけのようです。


そんな、北条家の栄枯盛衰を感じられる境内は、息子の りょう太には けんけんぱ がしやすかったよう。箱根湯本の喧騒を避けたいのなら、とてもおすすめです。



ああああああ