小学校就学前の「学童」選び | 『りょう太のぼうけん』〜イクメンではない子育て〜

小学校就学前の「学童」選び

ちょうど昨年の今頃。いよいよ小学校入学の準備に入りました……と言っても、うちはほとんど妻がやっていましたけどね。

 

いつ頃だったか忘れましたが、2-3月頃だったかな…妻から「学童、どこにしようか?」と聞かれました。

 

「学童って…1番近いところでいいんじゃないの? 同じ学校の子も多いだろうし。たくさん仲間がいた方がいいじゃん。迎えも楽だし」

 

ぼくは、そう答えました。学童って選ぶものなのか? というのが感想でした。←こういうのも、妻から叱責されるポイントです。

 

つま「いや、おにいちゃんがいる、うみちゃんママから色々と聞いたんだけど、学童によって、夏休みに給食がでたり、弁当を作らなきゃいけなかったり、色々とあるらしいんだよ。あと、施設もだいぶ違うからさ」

 

ぼく「そうなのか…(めんどうだなぁ)」

 

つま「でさぁ、今度、色んな学童へ見学に行こうと思う」

 

ぼく「そうか…」

 

つま「一緒に行くよね?」

 

ぼく「う…うん…、いつごろ行く?」

 

つま「とりあえず、今週の土曜日の◯時に◯◯クラブへいって、それから◯時に△△くらぶ…えーと、◯時には◇◇クラブへ行くって連絡しといた」

 

ぼく「そか…じゃあ行くか」

 

ということで、まぁ本当は2日くらいに分けて行った気がします。この辺りでは、(大人の)徒歩10分圏内に4つの学童クラブがあります。あと、塾っぽい…あれなんて言うんだろう…私立の(?)学童みたいな…子どもを預かりつつ、英語などを教えてくれる場所もいくつかあります。

 

その他、見学はしませんでしたが、小学校の、放課後教室というのもあります。これは、最終帰宅時間が16:30とか、早すぎるので、現実的ではなかったので、選択肢からはほぼ外しました。

 

◇◇◇

 

1件目……ぼくが最有力だと考えていた学童です。行ってみて初めて知ったのは「とても狭い!」ということでした。ここで何人が過ごすのか分かりませんが、放課後にここへ来させるのは…男の子にはキツイな……と。

 

近くに大きな公園がないのも、気にかかりました。近所なので、大きな公園がないことはもちろん知っていました。でも、施設が狭いうえに走り回れる公園がないっていうのは…正直、かわいそうだなと。

 

他にもムムムな点があり、学童を後にした瞬間に、妻へ「ここは、ないね…」と。いくつかのポイントを告げると、つまは「おっ、やる気でてきたじゃん(笑)。じゃあ次へ行こう」と。

 

2件目……少し遠めの、隣の小学校の敷地内にある学童クラブでした。隣の学校と言っても、1kmも離れていないので、自宅からの距離は問題ありません。ここら辺の小学校の中では校庭も広く、天気の良い日には伸び伸びと過ごせそうです。

 

スタッフの方も、とても親切そう。そのうえ、動きがキビキビとして、話し方もぼくとは違ってハキハキしていて好感が持てます(基本、ぼくと似た雰囲気の大人には、息子を預けたくないんです)。

 

「うん、ここはいいね。隣の小学校の友だちと仲良くなれていいよね。校庭も広いし」

 

3件目……私立っぽい学童(?)。なんて言うんでしょう? 塾っぽい学童です。小学校への迎えや自宅への送りもしてくれるとのこと。

 

ただ、ここも狭いですね。やはり、いちおう都心にも近いこの辺だと、私立だと広いスペースを確保できないんでしょうね。私立の保育園も園庭がないしなぁ。まぁ先ほど行った2件目も、運営は公的機関ではないんですけどね。

 

あとは…勉強、特に英語を教えてくれるというのは魅力的ですね。ただ…小学校でも習うからなぁ。「それより、興味を広げてくれるようなことをしてほしいなぁ」というと…つまは…

 

「大丈夫。いずれにしても、ここは高いから、毎日は通わせられないから。もしお願いするとしても、他の学童に通わせつつ、何曜日だけはここにするとかっていう使い方だろうね」

 

4件目…ここは公立の児童館と学童が、同じ建物内にある施設(保育園も)。児童館と学童というのも、ガッチガチに区別しているわけでもなさそうです。案内してくれた職員(いわゆる先生)は、これまでの中で1番ハキハキとしていて、こちらが質問すると、即座に答えが返ってきます。

 

(おっ、この人、あたまいいな…)って思わせるタイプの、キャリアウーマン風の女性。館長にも挨拶しましたが、これまたどこかから引き抜かれてきたのか? と思わせるような、しっかりとした年配の女性。そのほか、若い女性と男性の職員とも挨拶しましたが、いずれもキャピっとしたところがあるけれど、キチンとしているイメージでした。挨拶を交わすだけで、職員の統率が取れているように感じられました。

 

さらに決定打となったのが……工作室があったこと。保育園で、息子は、何かを作る楽しさに目覚めた時期でした。「工作といえば りょう太くん(息子)」と、先生などに言われて、りょう太もぼくも調子に乗っている時期だったんです。

 

工作室には、本格的な工作台をはじめ、ノコギリなどの工具類などが揃っています。

 

ぼく「りょう太…ここすごいなw?」

 

りょう太「うん…りょう太くん、ここにする」

 

ぼく「うん…入れるといいね」

 

施設を出てすぐに「少し遠いし、夏休みとかは弁当になっちゃうけど、ここがいいね」と、ぼくは妻に言いました。

 

ここは、狭いけれど施設に隣接して児童公園もあります。また新コロになってからは行かないそうですが、100mほど先には、近辺では一番広い公園もあります。

 

自宅からの距離は最も遠くなるとはいえ、自転車であれば4-5分、歩いても10分はかかりません(低学年は、新コロ禍で、親の迎えが必須なんです)。

 

◇◇◇

 

ということで、最後の4件目を第一希望として役所に届けました。

 

そして今年の春、小学校の入学とともに、この学童へも通い始めました。保育園でも仲良しだった友だちも何人かいて(ママ同士も仲良い)、りょう太も 居心地が良さそうです。

 

「小学校へは行きたくないけど、学童へは行きたい」と言う時期もあるほど、学童が大好きに…。土曜の学童は申し込んでいないけれど、同じ施設と職員の「児童館へ行きたい!」とも、よく言います。

 

自宅ではない場所に、自分のベースのような場所が、息子にできてうれしいし、安心しました。

 

選んだ甲斐があったというものです。