
円安とは、日本円が他の通貨に比べて価値が下がることを言う。
円安:1ドル=160円
円高:1ドル=100円
1ドルに換金する際に必要な日本円が
多ければ「円高」
少なければ「円安」
円安になると起こる事象
①輸出産業の活性化
日本製品が外国で安く購入できるため、外国への輸出が増加する。
つまり、自動車や家電製品などの日本製品が世界で競争力を持つことを意味する。
輸出が増加すると、日本の一部の輸出産業が活性化し、企業の売り上げや雇用が増える
②輸入品の値上がり
円安になると、日本に輸入される商品、製品は高くなる。
例えば、原油や穀物などの輸入品の価値が上がると、輸入品を使用している企業は値上げを実施することになり、日本全体的に物価高(インフレーション)となる。
③旅行や留学の費用増加
円安になると、日本円で計算した場合外国での旅行や留学がより費用がかさむ。
④株価の上昇
円安は日本の輸出企業の利益を増やすことから、日本の株価が上昇する。
なぜなら、企業の利益が増えると株主に利益が還元されるから。
⑤政府の対応
政府は為替介入や金融政策を通じて円安を抑制しようとする。
なぜなら、円安が進むと経済全体に与える影響を抑えるため。