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アップルが成長限界か
 

 

アップルが「コカ・コーラのようなバリュー株になりつつある

過去20年間にわたり米アップルほど株式市場の明るい展望を体現した企業は他にない。

ニッチなコンピューターメーカーから、時価総額で世界トップの企業に転換したことで、アップル株は世界中の投資ポートフォリオの要の一つとなった。

 

しかし、ほんの一瞬とも受け止められる間にアップルの輝きは弱まりつつある。今や人工知能(AI)がテクノロジーにおける話題の中心となり、アップルが世界中の熱烈な消費者に機器やサービスを販売することで計上してきたような成長をAIが主導する。

 

 

 

バリュー株とは 

 

企業の株式市場での評価がその実態よりも低くなっていると考えられる株式のことを指します。つまり、その企業の実態や資産、将来のキャッシュフローなどがその株価に比べて低く評価されているとみなされる株式を指します。

 

簡単に言えば、バリュー株は割安と見なされている株式であり、投資家はその株価が実態に見合った価値に戻ることを期待して投資を行います。

 

投資家は苦境に 

 

この結果、アップルの投資家は苦境に置かれている。

売上高の伸びは低迷し、ナスダック100指数に対し同社株は約16ポイントのアンダーパフォームと、年初来では2013年以来最悪の成績となっている。

 

アップルは引き続き多額の売上高を計上しているものの、投資家が期待するようになったペースで増収を続けることができるかどうかは疑問の余地がある。同社経営幹部はAIの大規模計画があると語り、強気派はそれが成長回復につながると期待を寄せる。だが、これまでのところ、その展望を正確に測定するのは困難だ。

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