君以外に普通を教えてくれる人はいないから
【評価】 4.5 ★★★★☆
【出演】 成田凌(大野康臣)、清原果耶(秋本香住)、小泉孝太郎(宮本功)、泉里香(戸川美奈子)
一度だけ予告を観たくらいで、それもそこまで気になる感じではなかった作品だったが、まさかの大当たり!
満点5つ★を付けてもいいくらいかなぁ~~
これはラブストーリー?コメディー?とにかくとても軽やかな切り口で、何度もクスクスとさせてくれる。
それでいて、実は描いているテーマは案外深かったりする。
冒頭、そして中盤でも出てくる秋本の女子高生グループでの会話。
大人から見れば、余計にくだらない会話だ。
いや、大人でもああいうのあるかもな。人の陰口ばっかって。
それが、女子高生の“普通”なわけだ。
一方で、終盤では大人ならではの“普通”も。
“普通”、“普通”、“普通”・・・“普通”って何ぞや?
そうさせているのは、成田凌演じる塾講師の大野のキャラだな。
こいつが『普通以下』、『まともじゃない』の起因だ。
数学一筋で人生を歩んできたから、驚くほど常識がない。
さすがにこんなヤツおらんだろ~~・・・なんだけど、そこが面白かったりする。ズルい。
のほほ~~ん、ふわふわ~~として、確かに男前だけどカッコ悪い。あの笑い方とか秀逸だ。
そんな大野に“普通”を教えようとするのが、塾の生徒の秋本なわけだ。
大野は正真正銘の変人だが、秋本も女子高生グループと並べるとやっぱ『まともじゃない』んだろうと分かる。
そもそも、塾講師とこんな計画をやってるのが変人だからね。
たぶん計画の対象となる2人は“普通”なのかなぁ。
そんな作戦の中で生まれるラブストーリーっぽいのが、何とも微笑ましい。
ついつい応援したくなっちゃうのだが、その傍らで・・・
まさか!?
いや、こうなるのが王道か。
『それはどういう感情?』
大人ぶってても、若い頃はモヤモヤ、グチャグチャで自分の感情が分からなくなることってあるよね。
痛快さもある。うまくいってほしかった。
だからこそ、ちょっと切なくなった。
これで良かったのかは分からないが、2人とも成長したように見えた。
やっぱこの2人のちょっとかみ合わない、遠慮しない会話が面白いんだよな。
『うるさい』、『繰り返すな』とかさw
もっと続きが見たくなる、センスのいいドラマだった。




























































