私、35年の間、宮崎県の公立学校の教諭を勤めておりました。
この度、教諭の職を辞することになりました。
年度単位となりますので、本日までは教諭ですけど。
いろいろ考えるところはありました。
教員になろうと思った時から、一度も行政職(指導主事など)や管理者(教頭、校長など)に魅力を感じたことがなく、管理職試験なども一度も受けませんでした。
それらも必要な仕事だとは思いますが、自分のしたい仕事ではないと思ってきました。
やっぱり、学級担任がいいよなって、ず〜っと思ってきました。
しかし、近年は教務主任を任され、学級は持てないまま。
そうこうしているうちに父が倒れ、実家に戻りました。
この時は運良く異動ができました。
しかし、同一のエリアとはいうものの、通勤距離は片道40km=1時間。
何度かトヨタセーフティセンスに助けてもらいました。
父が亡くなり、母には心臓に持病があり、義父母は要介護者に。
それでも普通に厚生年金もらってる人を扶養はできません。
扶養できないと、介護を理由にした異動希望は通りません。
自分の思った仕事が回ってこないまま、家のことも大変になっていく…。
そこで、ワークライフバランスを見直すべきなんじゃないかと考え、教諭を辞めることにしました。
ですが、もうこの年齢で新しい仕事に就くのにも無理がありますので、来年度から講師として学校に務めることにしました。
教諭は正規の雇用で、講師は臨時的任用です。
おかしなもので、今、先生不足の世の中になっているので講師は自分の任地がある程度選べる状況にあります。
教諭は辞令一枚でどこに飛ぶかわかりませんから、その点だけなら講師の方がいいとも言えます。
もちろん、給与は下がりますけど。
次年度以降、教務主任が回ってくることはありませんし、片道1時間の通勤もありません。
その分、家のこともこれまでよりやりやすくなります。
本当は専業主夫になりたかったんですけど、お金の問題がね。
というわけで、今の仕事は辞めるってお話しでした。