見えぬから 想像力が 働いて

駟馳山にはかつて松の木が沢山あり、麓の集落の人々の暮らしを支えていました

たとえば松の葉はお風呂の着火剤、燃料として使われており、松の葉の採集に人が出入りするので道も踏み固められ山の手入れも自然とでき、

藪にはならなかったのですが生活様式の変化により、松葉が不要になり山に入る人も減り、草がたくさん生えるようになりけもの道のようになっていたと言われています

駟馳山峠の千匹狼という伝説があり、駟馳山峠から十六本松(鳥取砂丘西端の集落)まで数え切れないほどの狼が行列になり(千匹狼)、駟馳山峠を通行する人がいると、

たくさんの狼が峠を下りきるまでじっと後をつけてくるだけですが、後ろをふり返ると襲われるそうです

ある商人が駟馳山峠にて狼に襲われて木に登って逃げたところ、狼が群れになって梯子を作り、

その狼梯子を登って襲ってきた年老いた狼を叩いて逃げ切った先にあった一軒家に泊めてもらうことができました

しばらくして部屋の奥で唸り声が聞こえてきたのでその家族に尋ねると、「おばあさんが梯子から落ちてケガをした」との回答、

その後も唸り声がしたので部屋を覗くと布団の中でうめき声をあげる年老いた狼が寝込んでいたとの事…

伝説とはいえ、本当に夜の峠越では狼がいたのではないかと思うと怖くなりますね

実際今でもイノシシはいるので注意です…

いや、怖いのはクマです(>_<)