路頭の儀 優雅な王朝 行列

葵祭「路頭の儀」スタンバイ

平安時代の女流文学『源氏物語』や『枕草子』にも登場した葵祭(賀茂祭)は、上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、優雅な王朝風俗の行列で知られています

6世紀半ばに起こった飢饉をきっかけに欽明天皇によって始められました

祭の名は、御所車、勅使、供奉者の衣冠など、全てを葵の葉で飾ったことに由来します

祭の見どころは、天皇からの使者・勅使が下鴨、上賀茂の両神社に参向する道中の「路頭の儀」

近衛使(勅使代)をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、

いにしえの姿そのままに、馬36頭、牛4頭、500余名の行列が京都御所建礼門前より出発し、王朝絵巻さながらに行われ、祇園祭、時代祭とともに京都の三大祭に数えられています

爽やかな初夏の京都を優雅な行列で彩る葵祭

今から約1500年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭

5月初旬からさまざまな行事(前儀)が行われ、5月15日には、およそ8キロもの距離を、平安装束をまとった人々が練り歩く「路頭の儀」

「路頭の儀」(行列)の御所車、勅使、供奉者の衣冠などに飾られた緑の葉。これは「葵桂(〝あおいかつら〟または〝きっけい〟)」といって、桂の小枝に、下鴨神社と上賀茂神社の神紋である二葉葵の葉を絡ませたものです

葵祭は、もともとは「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に祭が再興されてから葵の葉を飾るようになり、「葵祭」と呼ばれるようになった

祭で使われる葵は毎年両神社から御所に納められています