雲龍 俵屋吉富 棹菓子

雲龍・俵屋吉富

18世紀創業の雑穀商に起源を持つという老舗の和菓子屋さん「俵屋吉富」

 

銘菓「雲龍」は俵屋吉富七代目菓匠・石原留治郎が生み出した一世の名品です

留治郎は京都・相国寺が所蔵する「雲龍図」(狩野洞春筆)に感銘を受け、龍のたくましさや雄々しさを菓子で表現できないかと長年にわたり構想を練り、試行錯誤の末に、村雨餡とよばれるそぼろで、小倉餡を巻き込んだ独特の姿をした菓子に仕上げました

この菓子は留治郎が生涯の師と仰いだ、相国寺四代目管長、故山崎大耕老師の命名により「雲龍」と名付けられ、それまで生菓子でしか創作できなかった菓子が、画期的な一本の棹菓子となり誕生したのです

「雲龍」は、昔から今も変わらず、その一本一本が、職人の手によって作り上げられています

絶妙な火加減や水加減で炊かれた小倉餡を、村雨餡で、ひとつひとつ手で巻き上げていきます

小豆などの素材が最高の品質であることも当然大切ですが、何より、修練された職人の手わざによって、愛情をこめ丁寧に作り上げられているからこそ、「雲龍」には他にはない趣き深い味わいがあるのです

京都人の密かな愉しみ

景観重要建造物