髪長媛 文武天皇 后となり

御坊駅:昭和4年(1929)鉄道省紀勢西線の駅として開業

天王寺から2:24分かかりました

特急「くろしお」を含むすべての定期列車が停車し、当駅を始終着とする列車も多い、紀勢本線の主要駅

御坊市は黒潮の影響で年間を通じて温暖多雨で、冬も霜が降りることはほとんどない

今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の際には、最大14mの津波が到達することが予想されている

紀勢線「御坊駅」方向

九海士(くあま)の里(現在の御坊市)に住む海女の夫婦は、子宝に恵まれないことから氏神の八幡宮にお祈りしたところ、女の子を授かりました。そこで名前を「宮」と名づけました。ところが大きくなっても宮には髪の毛が生えてきません。両親は悲嘆にくれていました

ある日、母親が海に潜っていると、海底に光輝くものがありました。それは黄金色の小さな小さな観音様でした

持ち帰った観音様をお祀りして、毎日お祈りを続けていると、にわかに宮の髪が生えはじめました

髪はどんどん伸び、里の人々は宮のことを「髪長姫」と噂するようになりました

ある日、宮が黒くてつやつやした髪をすいていると、ツバメが飛んできてその髪を一本くわえ、飛び去りました

奈良の都で勢力を誇っていた藤原不比等の屋敷の軒にツバメが巣を造りました。巣から垂れ下がる長い黒髪を見つけた不比等は髪の主を探しだし、養女に迎え入れました。当時、長い黒髪は美人のあかしでした

不比等の養女となった宮は、「宮子」という名をいただき、やがて文武天皇に見初められ后となり、奈良の東大寺を建立した聖武天皇の母となりました

 宮子は黒い長い髪を授けてくれた観音様をお祀りしたいと文武天皇にお願いしました
 天皇は紀道成に命じて立派なお寺をつくらせました。それがあの道成寺だというのです