木屋正は 藤堂家家臣 今治から 

『倭姫命世記』にある天照大神を奉斎した倭姫命が2年間滞在した「隠市守宮」の候補地で、元伊勢の一つであり、伊勢神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の元宮の可能性がある

神社鳥居に向かって左側に、「隠市守宮(なばりいちもりみや)」の石碑が建っている

境内由緒によれば、当社は往古より現社地に鎮座し、現社名を称していた

2月上旬に行われる祭礼は、「えべっさん」の愛称で親しまれている
七福神が町内を練り歩くほか、山の幸と海の幸の物々交換の名残といわれるハマグリ市が多くの露店とともにならぶ

奈良や京都から伊勢神宮を結ぶ初瀬街道に木屋正酒造は1818年に創業

先祖は江戸時代初期に藤堂家について今治から移住したと伝わります

もと材木商であったことから木屋正(きやしょう)の屋号を持ちます

伊賀盆地は標高150m、紀伊半島の中心に位置。降水量も安定し、朝晩の寒暖差が大きいことから古くからお米の名産地でした

淀川に合流する木津川水系の最上流にあたり名張川の伏流水は清らかで仕込み水にも恵まれていますで

そんななか6代目の大西唯克が蔵に帰り2004年に自ら杜氏として仕込んだお酒に「而今(じこん)」と命名しました

而今とは禅宗の故事に基づく言葉で「過去や未来にとらわれず、今をただ精一杯生きる」という意味

登録有形文化財