枳殻邸 渉成園 隠居所

渉成園は東本願寺の飛地境内地の庭園

傍花閣:楼門づくりで左右側面に山廊と呼ばれる階段があり、階上には四畳半の部屋を設けている。傍には桜並木が広がる

庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています

1936(昭和11)年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています

17世紀半ばに徳川家光の寄進地に建てられた、東本願寺歴代門首の隠退所

東本願寺の東方約150メートルに位置し、ほぼ200メートル四方の正方形をなす

名称は、中国六朝時代の詩人陶淵明の「園日渉而成趣」の詞にちなむ

また、周囲に枳殻(カラタチ)が植えてあったことから、「枳殻邸」(きこくてい)とも通称される

9世紀末末に嵯峨天皇の第12子・源融が奥州・塩釜の風景を模して作庭した六条河原院の故地とされる

印月池:東山から上る月影を水面に映すところから

付近に今ものこる塩竈町や塩小路通などの地名は、その名残り

侵雪橋:北大島へ渡る反橋。頼山陽は雪の積もった橋のありさまを玉龍にたとえていっます

承応2年(1653)、石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭される

以後、近世・近代を通じて門首の隠退所や外賓の接遇所として用いられる

縮遠亭:北大島に建てられた茶室。上段は床を高く支えた舞台造り

全敷地の6分の1を占める広大な印月池をはじめとする頼山陽撰の十三景が広がり、大書院の閬風亭や、漱枕居・縮遠亭・代笠席の3茶室、第二十一代嚴如(大谷光勝)の阿弥陀如来像の持仏堂であった園林堂等、瀟洒な諸殿舎が点在する