世の中は 一人一人の 関わり合い

十方衆生

「十方」とは、東・西・南・北、それと北西・北東・南西・南東、上方・下方です

蓮華の噴水・東山方向

「衆生」の衆は、大勢の人たちを表す字です

生は生きているですから、生きている大勢の者たちを意味する言葉

清水寺三重塔

世の中に存在しているすべての生きているものたち

北方向

人間は本能的に、自分の都合の良いことに執着しています

堂内

お互いの執着と執着がぶつかって争いが生まれ、傷つけあい苦しめあいが起こります

三尊像

仏教というのは、その執着から離れることを教えている

切妻屋根

本能のままに生きている限り、私たち人間は「自分」への執着が当たり前であり、「他者」を思いやるということは簡単ではありません

長い急な階段

「自分だけの満足」を求めている私たちにとって、「世の中に存在しているすべての生きている者たち」へ心をかけるということは、まず不可能です

北東、比叡山

その不可能なことをあえて取り上げ、考えてみようと主張しているのが仏教です

御影堂、左は阿弥陀堂

仏教に出会わない限り、そんなことは考えることもありません

御影堂門(楼門)

ですからこの言葉は、人間にとってはとても重要な意味があるというのです

夜の御影堂門