萩陶芸 伝統を生かした モダン作
伝統と創造。オブジェと器
その間に生まれる萩の新たな美
祖父から受け継いだ魂と自ら磨いた感性の協奏
近代日本の幕開けとなった幕末・明治維新を牽引する偉人たちを輩出した、山口県の萩
その進取の気風を育んだ歴史が薫る地で生まれ育った渋谷英一先生は、伝統的な萩焼の枠を超えたモダンな作品を制作されている気鋭の陶芸家です
萩焼は、江戸時代の萩の藩主・毛利輝元が開いた御用窯が歴史の始まりで、「一楽、二萩、三唐津」という言葉が生まれるほど、侘び数寄の茶人に愛されたやきもの
渋谷英一先生の祖父、渋谷泥詩氏はその萩焼の陶工として名を馳せた人物でした
物心ついた頃には工房で土遊びをしていたという渋谷英一先生は、20代半ばから祖父のもとで本格的に修業を始めます
「教わったことといえば、ろくろのスイッチの入れ方くらい」と冗談まじりに話すほど、一日中仕事を続ける祖父の背を追い、その姿を見ながら作陶を学ぶ厳しい下積みでした
渋谷英一先生の仕事に対するストイックで真摯な姿勢は、この修業時代に身に付いたものなのでしょう







