桂林荘 広瀬淡窓 儒学者

桂林荘雑詠示諸生 広瀬淡窓

休道他郷多苦辛  

「道(い)ふを休(や)めよ 他郷苦辛多しと」

同袍有友自相親

「同袍(どうほう)友有り 自から相親しむ」

柴扉暁闢霜如雪

「柴扉暁に出れば 霜 雪の如し」

君汲川流我拾薪

「君は川流を汲め 我は薪を拾はん」

広瀬淡窓:江戸時代の儒学者、教育者、漢詩人、豊後日田の人

淡窓は晩年まで万善簿(まんぜんぼ)という記録をつけ続けた

これは、良いことをしたら白丸を1つつけ、食べすぎなどの悪いことをしたら1つ黒丸をつけていき、白丸から黒丸の数を引いたものが1万になるようにするものだった

1度目は67歳(1848年)に達成し、2度目の万善を目指して継続していたが、73歳の8月頃で記録が途絶えている