勅使門 軒唐破風 楼門

楼門

棟札により宝暦9年(1759年)の上棟、翌年の完成とわかる

入母屋造、間口3間の通常の形式であるが、下層正面に軒唐破風(のきからはふ)を設ける点が特異である

楼門の左右に接続する東回廊・西回廊は寛政10年(1798年)頃の建立で、他の社殿と異なり桟瓦葺きとする

西回廊西端の授与所は重要文化財指定の対象外である

勅使道

南大門を過ぎると正面方向と右斜め方向の二手に分かれる。正面の道は西門(参拝入口)へ向かう参道で、右は勅使道

参道石段を上ると、途中に日暮門(ひぐらしもん)と呼ばれる南大門があり、その少し手前、向かって左手に国天然記念物の大楠が立っている 

草創縁起にある、宇佐神宮から白幡が飛んできたという大楠とは、この木のことだろう 

傾斜面に立つため、どこを測るかによって幹囲データは違ったものになる。旧環境庁時代の測定データでは21.0m。案内板には18.5mとあった

地上10mほどで大きく2幹に分かれており、現在、そのうちの1本は既に失われてしまった。巨体の割に樹冠は小さい。老境に入った徴しである

苔を纏い、複雑に凹凸を重ねた根元には力強さが感じられる一方、黒々とした開口部からは、内部に大きな空洞を抱えていることも予感される。大人が十数人入ることが出来るほどの空間があるそうだ 

境内には、この大楠のほかにも、ホルトノキや大杉があり、社叢全体が大分県指定特別保護樹林とされている