お大師さん くまなく回り 霊場を
岩屋桝形参道入口
お大師さん(弘法大師空海)は、国内をくまなく回って人々の幸せの基を開かれた人で、そのおかげを受けない人はなかったと言われています
天長2年(824)、お大師さんがこの地方を回られ、北野腰越の宝泉寺にお住まいになりました
ある夜、夢枕に大日如来様がお立ちになり、北の方の牛ヶ峰を指さして「仏教の根本の基を開く霊場とするように」とのお告げがありました
牛ヶ峰の山は、その当時東大寺の杣山でした
大師はこの山に入り、岩窟の大岩に大日如来を刻みました
「のみ」と「つち」で大岩に仏の全身を彫りつけるのは大変なことです
毎日毎日コツコツと仕事を続け、その音が山々にひびきました
こうして見事に仏を線刻された大師は「さて、こののみとつちをどこへしまおうかな」と考えられました
ちょうど真上に、表が板のように切りたった大岩がありました
「よし」とうなずいた大師は、その岩の上部に枡型の切れ目をつけ、岩を掘り取った中にのみとつちを納められたのです











