能登の春を 赤く染める上げる キリシマツツジ

能登では古くから「のとキリシマツツジ」と呼ばれるツツジ科の花が植栽されています

4月下旬から5月中旬にかけて、民家などの庭先で深紅に彩られた花を楽しむことができます

花期は約7~10日間と短いのとキリシマツツジ

毎年、開花期間を逃すまいと愛好家たちの庭先を公開する「オープンガーデン」や「のとキリシマツツジフェスティバル」には多くの観光客が訪れます

どうして「能登」なのに「キリシマ」?

『キリシマツツジ』は、鹿児島県と宮崎県の県境付近に広がる火山群「霧島山」に自生していたものが、江戸時代に園芸品種として江戸に伝わり、当時園芸家の中で大流行したそうです

中でも「江戸霧島」は全国に広まり、各地域性に合った品種になったと言われています

能登地域にも300年以上も前に植えられたものが、愛好家たちによって大切に育てられ、「のとキリシマツツジ」として今もなお伝承されています

樹齢100年以上の江戸霧島系のツツジは全国で約450本あると言われています

その中でも石川県の能登地域には350本以上も植栽され、大半を占めていることからも、能登の人に『キリシマツツジ』がいかに大切にされてきたかということがわかります

のとキリシマツツジの特徴は、なんといっても深紅に咲き誇る「花びら」

遠くからでも存在がわかるほどに密集して花が咲き、能登半島の春を彩ります