與喜山は 暖温樹林 原始林
與喜天満神社の御神体「與喜山暖林帯」について学習
国の天然記念物に指定された暖温帯常緑広葉樹林を主体とする原始林
天神山(別名与喜山、標高455.5m)西斜面の山腹に広がる深い森林で、指定地全域が長谷寺の寺領
古くより伐採が禁じられ手厚く保護されてきたため、原生の植物相がよく残されている
春日山原始林とよく似た林相をもつ学術上貴重な森林であるとして、昭和32年(1957)に国の天然記念物に指定された
与喜山暖帯林の林相は、人間の手が加わらない自然擾乱による天然更新によって極相に至るまでの遷移経過の段階を含む、
厳密な意味での老齢段階の天然林であるため、巨樹、老木、幼樹、立ち枯れや倒木更新といった森林としての多様性と持続性を兼ねた自然美を備えており、
国の天然記念物としてだけでなく、大和青垣国定公園の第1種特別地域にも指定されている
付近一帯は「隠口(こもくち)」「泊瀬山(はつせのやま)」などと万葉集にも記されていた場所で、古くから樹木類の伐採が一切禁じられていた地域である
東を天神山の山頂部、西を初瀬川、北を初瀬川に造られた多目的ダム初瀬ダム(まほろば湖)、南を吉隠川に囲まれた範囲で、明治から昭和戦前期にかけ皇室財産の御料材として帝室林野局の管理下に置かれていた
原始性の高い当地の林叢の価値に着目し、学術的観点から詳細な調査を最初に行ったのは、万葉植物や奈良県内の植物に関する生態学的研究で知られる植物学者の小清水卓二である
生態的に大別すると、暖地性植物33パーセント、温帯性植物44パーセント、寒地性植物1パーセント、普遍性植物21パーセント、帰化植物1パーセントと、暖地性および温帯性で77パーセントを占める











