左大臣 阿部倉梯麻呂 被葬者か

墳形は明らかでないが、直径約25-30メートル・高さ約6メートルの円墳

埋葬施設は切石の両袖式横穴式石室で、南方向に開口する

玄室では磚状に研磨された花崗岩が5段に積み上げられて天井には巨大な一枚石を架し、羨道では巨石が1段積みで並列するほか、各所細部にも工夫が認められる石室になる

出土品は知られていない

築造時期は、古墳時代終末期の7世紀後半頃と推定

日本列島の横穴式石室のうちでは最も精巧な切石石室であるとして重要視される古墳

阿倍氏の有力首長墓であることは確実で、被葬者を安部倉梯麻呂(大化5年・649年死去)とする説が有力視される

玄室には弘法大師作と伝わる「願掛け不動」が祀られている