超弩級 保護樹6本 記念物

泉大津市指定「保護樹木」であった緑照寺のソテツが、平成18年2月23日付で泉大津文化財保護条例第28条の規定により、泉大津市指定「天然記念物」に指定されました

4本の幹からなる

低い石積みで一段高くした築山に、主・従二つの植栽群を作っている

向かって左側には地上20cmの根元幹周りが326cm、高さ420cmに達する個体を主木とする6本のソテツを、幹を寄せ合って植えて主群とし、4mほど離れたところに幹周り162cm、樹高245cmの個体など4本をあつめて従群とした植え込みになっていました 

主木の幹周り326cmというと直径1mを少し超える超弩級といえる太さで、この個体は地上50~110cmの間で直径39、38、30cmなど大小6本に枝分かれし、そのうちの1本は473cmもある長い枝を横にのばし、途中で大小7本の枝を出すという大きなものでした

このお寺のソテツは最初に造園されたあと枯死や補植の形跡もなく、現在まで少なくとも100年以上は維持されてきたと考えられ、泉大津市の天然記念物に指定されました

文禄4(1595)年の当寺創建以後に植えられた個体と考えられるが、高さ3mに達するものもある

主植栽株4株と従植栽株6株から成る

樹勢盛ん

塀の外からもよく見える

笠木屋根を圧迫