柳生街道(滝坂の道)、能登川の渓流の巨岩に刻まれた三尊仏が柳生街道・朝日観音

文永2年(1625年)の銘があり、朝日観音と呼ばれてはいますが、観音菩薩ではなく、中央が弥勒菩薩(みろくぼさつ)で左右に地蔵菩薩を配した菩薩像

朝の光に照り映える美しさがその名の由来です

天を衝く杉の巨樹

菩薩は、悟りの境地を開いた如来に次ぎ、まだ悟りの境地に到達していない仏のこと

弥勒菩薩は、釈迦の入滅から56億7000万年後、仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

つまりは、釈迦の次に如来の位につくと約束された菩薩
観音菩薩は、人々の救いを求める声を聞くとただちに救済する慈悲深い菩薩です

像高約1.8mの地蔵菩薩で、鎌倉時代の作とされる

頸の部分で2つに割れた地蔵で、剣豪の荒木又右衛門に試し斬りされたとの伝説が残る