大正9年より、長岡佐介翁が千里全山を開き、本堂、太子堂、事務所、宿泊施設などを建立
現在の千里遊園地を完成させました
長岡佐介翁顕彰碑
海側の参道に地蔵さんが並び、その先は千里浜です
夕陽が傾く春の渚
千里浜は、枕草子、伊勢物語、大鏡、保元物語など多くの文学作品に書かれている景勝地です
古代から中世にかけて花山法皇、後鳥羽上皇など歴代上皇や貴族が、近世では紀伊藩主や田辺領主をはじめとした多くの人々が参詣しました
旅の空よはの煙(けぶり)とのぼりなばあまの藻塩火(もしほび)たくかとや見ん・・・花山法皇
安産観音
(訳)この旅の途中で息絶え、火葬の煙りとなって立ちのぼったとしたら、海人が海藻から塩をとるための火をたいているかと見るだろうか
追われるように京を発ち、熊野に向かった花山法皇が、旅の途中に詠んだ歌
陰謀により退位させられた花山院の心細さが伝わります
貝殻王子とも呼ばれている
第65代花山天皇
984年に17歳で即位するも、986年、藤原氏の陰謀により在位2年を待たずに19歳の若さで退位、出家し、法皇となりました
信じていた者に裏切られ、深く傷付いた法皇は、追われるように京を発ち、熊野に向かいました
那智の山中、那智の滝上流にある「二の滝」近くに庵を結び、千日の修行をしたと伝えられます
5月~7月アカウミガメが産卵にやっけくる
アカウミガメの命の営みを見守ってあげましょう(#^^#)