千里浜

熊野古道のなかでは、唯一白砂青松の浜を歩くところで、熊野詣での旅人たちは海の広さに目をみはり潮風の香りを満喫されたことでしょう

長さ1.3kmの美しい砂浜

東端は目津崎

アカウミガメの産卵スポット

ウミガメは非常にデリケートなので人の気配を感じると産卵の為の上陸を止めたり、海に戻ってしまう事もあるので、この地域ではウミガメの産卵に関しては教育委員会が仕切っている様で、産卵期である5~7月の夜間(20~24時前後)に見物したい人は予約制となっており山門のところで待機する形で、係員だけがコッソリとウミガメの上陸を監視してある程度カメが上陸して産卵が始まってから見学者を静かに誘導する形をとっている様です

産卵を終えたウミガメは「明るさ」を感知して海の方向を見極めて進む修正があるので、懐中電灯の光等があると海に戻れなくなってしまうことがあったり、孵化した子ガメも陸側に明るい光があると、そちらが海だと思って進んでしまい結果として海に辿り着けず衰弱して死んでしまったりするそうです

千里観音の歴史は今から1200年以上前、桓武天皇の時代に如意輪観音菩薩が祀られました

その後、小栗判官が海で暴風雨にあった際に、如意輪観音に災難を救っていただいた御礼に、自ら馬頭観音を彫り奉納したといわれています

花山天皇をはじめ、歴代の上皇や貴族に尊崇され、熊野九十九王子のひとつと栄えたが、明治7年に神仏分離の命により、千里王子神社より分祀された

本尊は、厄除け観音として名高い馬頭観音

明治7年に神仏分離の命により、千里王子神社より分祀されました

近西国三十三箇所札所のひとつで、参道には三十三体の石造観音が祀られています