20:04分、甲府城「山手門」

甲府駅北口部分が歴史公園として発掘保存され、山手御門が復元されています

山手御門とは、土橋を渡って最初にくぐる山手門(やまのてもん)と虎口先の山手渡櫓門(やまのてわたりやぐらもん)の総称

甲府城にあった3つの出入口(追手御門=南側、柳御門=西側、山手御門=北側)のひとつ

甲府城には正門である南側の追手門(大手御門)、北側にあった搦手門(かれめてもん=裏門)の山手御門、西側の柳御門3つの入口がありましたが、山手御門は裏門
 

高石垣と土塀に囲まれた内側の高麗門(山手門)と櫓門(山手渡櫓門)で構成された堅牢な門

江戸時代には山手門は城門として使われ、山手渡櫓門は武器庫になっていました

石垣部分は発掘調査を元に自然石を積み上げる野面積み(のづらづみ)石垣を復元し

建物は1700年頃の絵図をもとに、柳沢吉保城主時代の姿に復元しています

石垣の石は史実に基づき、昇仙峡周辺で採取した安山岩を使用という凝りよう

壁、塀、屋根瓦も往時の工法で復元

さらに瓦は昔ながらに1枚ずつ手作りしたもの山手渡櫓門の内部は展示室になっており、出土した瓦や陶磁器、山手渡櫓門のミニチュア模型、江戸時代の歴史資料などを展示