五色塚古墳の復元は、発掘調査の成果に基づいて、設計されました

当初は、正確に築造当時の形に復元しようとし、発掘調査で出土した古墳時代の面に、転落した葺石を拾い上げ、葺き直しました

しかし、工事中に古墳の一部が壊れたり、時間の経過とともに雨水などの影響で保存が困難であることが分かりました

そこで、工法を改良しながら、前方部は全て古墳築造当時の面を利用し、復元しました

後円部は幅1mで7カ所だけ調査をし、復元の資料を得ました

したがって、古墳築造時の面の調査は部分的でしたので、全体に50cmの盛土をし、その上に新たに購入した石を葺きました

したがって、前方部と後円部は50cmの違いがあります

墳頂へ上るためにくびれ部に設けた階段で、その差を解消しています

神戸市は発掘調査資料をもとに、五色塚古墳が築かれた当時の姿にCG(コンピューターグラフィックス)で復元した画像を発表しています

海に面した台地上に築かれ、周囲には深くて大きな濠が全周し、後円部ではその外に、さらに浅い溝が巡らされています

濠の中には、くびれ部の両側と、後円部の東側に島状のマウンドが築かれています

前方部南側には通路のように土橋が設けられています

古墳は三段に築かれ、斜面には石が葺かれ、各段の平坦面と墳頂には埴輪が立て並べられています

残り2回の連載で仲哀天皇について調べてみたいと思います