4月28日(木)父の納骨式の際には満開で鮮やかな赤桃色を魅せてくれた実家のノトキリシマ
葉がすっかり無くなってしまいました。周りに植えられているツツジは青々としている
こんな事は初めてです。原因と対策を急がなければΣ(・ω・ノ)ノ!
<原因>
①今年は毛虫が異常発生しており葉が食い荒らされた⇒捕獲し、殺虫剤で防虫
②樹齢150年を超えて樹勢が衰えた⇒1ケ月前まで花も葉も繁っており、他に原因がありそう
③土壌のアルカリ化。周囲をブロックで囲っている⇒ツツジなどは酸性を好む。兄は米の研ぎ汁などを肥しとしていたが止める
④細菌が病か⇒兄は幹枝の苔を手で取り除いている
⑤紋羽病、白紋羽病と紫紋羽病があるり両者は全く異なる菌によって起こる。リンゴなどの果樹・一般の樹木を侵す。菌は土中に生息し、隣接の木の根へ接触伝播し被害は徐々に広まる⇒敷き詰めている玉石を除外し、ガベ質の土を鎌で耕し、水はけを良くした
⑥せん孔細菌病、モモ栽培における難防除病害。細菌により早期落葉が問題となる。風当たるの強い地域で特に発生しやすく、近年発生が拡大している
<対策>
奈良で造園業を行っているS氏よりアドバイス
①枯れてはいないので、直ぐに消毒液と展着剤を使って消毒する
②7月~10月は消毒を避ける
③次回は11月・3月に1回ずつ消毒を行う
④回復すれば再来年以降4月頃に年1回消毒を行う
⑤木に力を付けることが先決なので施肥を行う
⑥2~3年は剪定を行わず伸び放題にする
<防虫剤>
①紋羽病:白紋羽病は糸状菌(かび)原因。40℃3時間で死滅する。60~70度の熱水を土に流し込み、地下30~50㌢の地温を45℃まで上昇させて125分間持続すると病原菌を殺菌できる。アクアリフトTバクテリアなどの薬剤もある
紫紋羽病は糸状菌で掘り取って初めて被害が分かる。有効薬剤を土壌灌注する
②せん孔細菌病:開花初めにボルド液を散布して春型枝病斑からの感染を防ぐ。落花期に抗生物質を散布。防風ネットや暴風垣を設置する
③適正樹勢の維持、窒素過多を避けるなど肥培管理にも留意する
※兄からの最終報告では、結果的に原因は毛虫の様でした。マイマイ蛾が大半で、5mmから7cmほどいたるところびっしり付く
1日に数時間・数回の捕殺で300~800匹余の袋が81、さらに1リットル牛乳パック2つも数えている。殺虫剤による焼却処分や、タブの大木下などの糞の山も毎日始末したとのこと
その上で13日、園芸業者の方に来ていただき消毒したとの報告がありました