老いてこそ、よい人間関係を・・・樋口恵子

誰しも来し方を振り返れば、人間関係の悩みが少なくなかったのでは

心がけ次第で、円満にもなれば、こじらせることもあり、余計なエネルギーを使います

サギダルの頭

老いては子に従え、大半の人は「今どき、そんなことできるか」と笑うでしょう

今年87歳の私も昔は、いや今もその気持ちが抜けません。成人した娘に、何かと上から目線で言われ、負けじと言い返して口論になる日々が数十年

お花畑・バイケイソウ

もう50代になる娘に対し、子育ての延長で上から目線で言っているのは、私の方だったと・・・

昔は、子供が成人する頃、親には老いが訪れていました。親子の「強者」と「弱者」の関係性は入れ替わり、衰えを自覚した親は、子どもに従ったのです

カールの正面を進みます

ところが今は、親も元気なので双方が「強者」で張り合いがち。親は成人後の我が子に一定のリスペクト(敬意)を払いましょう。時々少し距離を置く、敬意の表し方も。私はこれを人間(じんかん)距離と呼んでいます

青空が一番

すべての親は子育ての初心者で、未熟だ。子育てをしながら親も育つ

ストレスをためず、100年を生きるにふさわしい人格を磨く。親の演技力が問われます

南アルプス稜線と草紅葉

今や70代は老いの働き盛りと言えそうです。年老いた姿を子供にさらして生きるのはつらいと感じます。一方で、衰えた私に、いらだつ娘の気持ちも分かります。かって自分も親に抱いたことがあるので・・・

宝剣とサギダルの尖がり

私は母から恨めしそうに「この年になれば分かるわよ」と言われました。人生100年は始まったばかりで、本院はもちろん、家族も社会も‟未知との遭遇”です。新時代を今のシニアが初代として生きる。だから、私も面白いんです

聖教新聞「幸福社会」より

to be continued

明日は、八丁坂です